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Knitting Pattern 言語つらつら

英文パターンを読み続け、早十数年。
主にアメリカのデザイナーさんが書いたものを追ってきたので、たまにイギリスのデザイナーさんの物とか、時にはヨーロッパのデザイナーさんが書いた物を読もうとすると、少し違和感を感じる言語が出てきます。住んでるところが違うんだから、言葉が変わるのは当たり前なんですけど、たまに、というか、ヨーロッパの人の英語の場合、『ん?これ、どういう意味???』と思う単語、文章にもぶち当たることがあります。。意味がわからなくて先に進めない場合、どうするか、というと、適当にかわして編んでしまうんですけどね。。(それでちゃんと編める場合と、編めない場合とありますので、悪しからず。)

今回は、どんな言葉がわからなかったか、少しだけ、お話しします。辞書を調べても載ってないので、皆さまのご参考に。

ちなみにですが、各パターンには、必ず "Abbreviations"として、棒針編み共通言語の意味が書いてありますが、その話とは別のお話です。


その1:Pam Allen (from Maine, USA)

私のnoteを読んでくださる方にはお馴染みの、Pam Allen。
Quince & Co. という、アメリカの毛糸屋さんの創業者です。
この方のパターンには苦しめられました。
私のことを言いますと、一応、英語は読めるんです。だんだん減らしていますが、今でも英語を使ってお仕事をしていたりします。アメリカにもいたことがあるので、アメリカ英語には、ある程度ですが、慣れています。
ですが、、、

Knitting Pattern言語は別物です。

Pam Allenのパターンで、あまちゃんだった私がわからなくて困った言葉をご紹介します。

WORK:  普通は"仕事をする" "仕事" "作品"等々々の意味なんですよね。でも、"Work same as back to underarm.."って言われても、何をどう仕事すればいいのか、凍ってしまった私。。しかも、この方、この言葉を多用するので、どう進めばいいのかわからず、何日も悶々とした日々を過ごしていました。
でも、どうしても進みたいので、モデルさんの写真を元に、自分で方眼紙を使って、自己流の編み図を書いて編み上げた、という現実があります。。Pamにメールを書こうと思っても、Quinceには、Purl Sohoみたいに気軽にパターンのことを聞ける雰囲気はなく、RavelryのQuinceのところに行っても、パターンを聞ける雰囲気ではなかったし。。

結局、ある程度パターンに慣れた頃、ようやくわかるようになったのが、『編む』とか 『 (そこまで)編んだ物』とか、そういう意味でした。

ならば、最初から"Knit"って言ってよぉ〜〜!" と、叫びたくなりますが、Nativeの方にはさっとわかる言葉で。。

例えば、"I'm working on it." に出てきますよね、"work"が。これは、その時やっているプロジェクトのこととか、宿題のこととか、そういう意味だ、というのは知っていました。それが、"仕事、仕事する=編み物、編む"となる、というのは、わからなかったです。
ちなみに、これの用法は、辞書には載ってません。辞書を編纂する人が、編み物を知らない人が作っているせい、だと思います。

英語は、短い単語ほど、日本人には難しいんですよね。。

ということで、Pamの"WORK" は、私にとって、とても印象深い言葉となりました。

BREAK YARN : 一瞬『?』と思いましたが、これは『糸を切る』かな、と。まぁ、これは割とすぐにわかりました。でも、普通に"cut"って言って欲しいですよね。Pamは独特かも。他のデザイナーさんでは、"cut"を使う方もいます。

その2:イギリス、ヨーロッパとの違い

GAUGE : 日本もアメリカも、10cm四方の目の数のことは"Gauge" なんですが、イギリス、ヨーロッパでは "Tension"と言っています。なんか、見慣れないので、ほんとにそうなのか??と疑いながら読んでいました。

それと、ヨーロッパでは、たとえば "2.5"の小数点が、"2,5"と、コンマのような記号を使うので、これも注意かと。見慣れないので、これは何?って、思いますよね。(余談ですが、この違いがあるので、最近は数学界かな、小数点を使わずにスペースでそれを表すと、聞いたことがあります。)

この話、また何かあったら追加して行きます。

今回は、ここまで。
読んでいただき、ありがとうございます。



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