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雨があがったら、それからは

排気が漏れ出てきたら、さよならするのに足を上げましょう。カラカラ回るファンの音に耳をかたむけ、吸気と共にかすかに響く街の声に耳を貸せば。

淡い色のアジサイを這うカタツムリは、白い線をいくつも残しながら、背中に背負った運命のとぐろから漏れ出た悲しみも喜びも跡を残す。

火を消す雨は友達になろうとして空から落ちるも、避けられて終える未来の友に涙を流して別れを告げた。

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