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バックパッカーの受難【欧州街角探訪㉑=ラトビア編=】
バックパッカー(英語: backpacker)とは、低予算で国外を個人旅行する旅行者のこと。バックパック(リュックサック)を背負って移動する者が多いことから、この名が付けられた。
一般的な旅行者との違いとして、世間的な休暇よりも長い期間に亘ること、バックパックを使うこと、移動に公共交通機関を利用すること、高級なホテルではなく、ユースホステルや安宿を利用すること、観光地を見るだけでなく、地元の住人と出会うことにも興味があることなどが挙げられる。
だ、そうです!どうもビギナー旅行者のケイトです。
僕はアイルランドへ留学するまで、ほとんど海外へ出たことがありませんでした。
記憶にないくらい小さいころに、シンガポールとハワイに連れられたことがあるらしいです。まだ我が家にお金があった時代の話。その後の家計は暗黒期に入ります。
さて、そんな海外初心者の僕が、何を思ったか日本へ帰国する前に、ヨーロッパ約20ヵ国を旅してまわることを計画。ほとんど旅行経験がないのにいきなりバックパッカーとしてデビューしました。
当然、慣れないことも多く、初心者バックパッカーの洗礼とも言うべき困難が待ち受けていたのです。
〈手洗い洗濯で親指が!!〉
ユースホステルやドミトリーに洗濯機はぜいたく品です。有料か、またはそもそも洗濯機なんか置かれていないかのどちらか…(ごく稀に無料で洗濯機が使えるホステルもあります)
しかし、荷物の容量にも限界のあるバックパッカー。多くの人が手洗いで洗濯しています。
僕もこの為に粉洗剤をアイルランドで買っておいたのでした。持ち運びしやすいようにペットボトルに詰めています。
しかし、この現代日本において手洗い洗濯などほとんどの人が未経験なのではないでしょうか。
洗うのはまだいいです。洗剤つけてお湯でじゃぶじゃぶするだけだから。問題は絞る時なんですね。しっかり絞らないと、一日干していてもなんだか生乾き……水気が切れるように一つ一つしっかり絞っていくのですが
あんまりやりすぎて、親指の皮がベロっといってしまいました。
この後も、結局絞らないとどうしようもないのでさらに続けていたら、本格的的にがっつりとやってしまい、記事を書いている現在も治っていません汗
バックパッカーの方のブログで、親指の皮がむけるよ!と書いてあったので、本当に剥けちゃうんだなーと勉強になりました…
力の加え方とか握り方がなっていないんでしょうね。今後も精進いたします。
〈ホステル暮らし 深夜の大ゲンカ〉
ホステルは、一つの大部屋に二段ベッドが複数個置かれていて、いろんな国の人たちが同じ部屋で泊まるというスタイルの宿です。プライベート空間なんてハイカラなものはないです。
でもまぁ、ホステル暮らしには自分でも意外なほどすんなりと慣れました。旅を始める前は少し心配でしたが。いや、シャワーとかトイレとかはやっぱり嫌だなって思うこともありますけどね。
リガではred nose hostelというホステルに滞在していました。
スタッフの方も気さくで、立地もよくなかなか良いホステルだったのですが、同室の人が良くなかった…こればっかりは運ですね。
ある日の深夜、突然一人の男Aが大声で騒ぎ始めました。
Aとは対岸のベッドで寝ていた僕も、あんまり大声で騒ぐので何事かと目が覚めました。
しばらく様子を伺っていたのですが、一向に静まる気配がなく、ついにAの上で寝ていたBがキレます。いい加減にしろ!!と怒鳴りました。
Aもそれを受けてボルテージは最高潮に。ベッドから起き上がりBにパンチを繰り出します。当然Bも応戦。隣で寝ていたCも加わり大ゲンカに発展していきました。
Aは部屋から追い出され、階下のフロントへ。廊下から凄まじい怒鳴り声と、フロントの女性の声が聞こえてきます。
その間に、BとCに何があったのか聞いてみると、どうもCのいびきがあまりにうるさくて、眠れないじゃないか!とAがキレ始めたのが最初らしい。(僕は当初寝ていたので発端が分からなかった)
確かにCのいびきはかなりのものだったのですが、いやいや、ホステルに泊まってそれを言い出したらキリがないぞ… それが嫌なら個室に泊まる他ないじゃないですか…
しばらくするとAが部屋に戻ってきて、BとCもフロントに来るように求めます。どうも、AはB,Cに殴られたんだと主張しているみたい。B,Cは応じようとしません。
その緊迫した言い争いの一部始終を録画していました。汚い言葉が頻繁に出てくるので、苦手な方は視聴しないでくださいね。
僕はこの間自分のベッドでジッとしていました笑
結局、収拾がつかなくなりフロントが呼んだ警察がこの後部屋にやってきました。A、B、Cの三人が連行されていきました…この時明け方4時くらい。喧嘩が始まってから1時間強経過していました。勘弁してくれ…
朝になって、BとCは宿に帰ってきましたが、Aはそのままどこかへ消えてしまいました。後で聞いた話によると、フロントの女性にも手を上げたらしいので、自国へ強制送還されるんじゃないかな…
フロントの女性、数年この仕事をしているがこんなことは初めてだと泣いていましたよ。そんなレアケースに、バックパッカー始めて2週間なのに遭遇してしまったのか!!
共有空間にいる以上、節度をわきまえなければいけませんね。
〈恐怖!吸血虫〉
戦前、日本でも問題となっていたトコジラミ(通称 南京虫)は、多くのバックパッカーの天敵です。
どうしても、衛生的に優れているとは言えないホステルも多く、人の出入りも激しいため、どこかの国、宿から虫と一緒にお引越ししてきてしまい、引っ越し先のホステルでも繁殖というケースがよく存在するようです。
南京虫に噛まれると地獄の痒みに数日間苛まれることになるそうで。こわいこわい。
僕は元々、よく虫に食われるタチなので本当に怖いんですよ。
そして、南京虫にはまだ遭遇していないのですが、おそらくどこかのホステルでダニに食われてしまったのだと思います。左手が一時パンパンに膨れてしまいました。
記事を書いている時点で大分収まって、食われたであろう箇所がプクッと膨れて硬くなっているだけなのですが、一時手全体がぼんやりと熱を持つほど腫れてしまっていました。
大学生時代に、実習場でもダニに噛まれて大変な思いをしたのが僕だけだったことを思い出します。なんで自分ばっかり狙われるんだ!!泣
と、そんなこんなで洗礼を受けつつ、旅行者として成長を続ける僕なのでした。まだまだ旅は終わりません。
日本、帰りたいなぁ笑
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今回もありがとうございました!次回もよろしくお願いします。
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