現代人は情報に溺れているのか
情報化社会。
この上なく情報化社会な社会に我々は生きざるを得ない。
なぜなら我々は社会的な存在であり、社会は情報化しているからだ。
DX(デーエックス)の意味も知らず、IoTのオーは小文字であることも知らず、のほほんと生きてきた。
そんな私だって革命を生き抜いてきた。
IT革命だ。
革命なんて起こらないと慢心しきった世界に突然に顕現した巨大な電子ネットワーク、それは地球を駆け巡ったりした。
知らぬ間になされていたレボリューション。
誰かのパッション。
そう、それはインフォメーション。
テレホーダイ。ADSL。モデムの音。
異常ともいえる奥行きのブラウン管ディスプレイ。なぜかみんな使っていたパソコンラック。その上に置かれたプリンター。
不格好でどんなインテリアにも絶対に馴染まないラックは横方向の剛性が無いため、必要かどうかわからない書類を印刷するたびに、グラグラと揺れた。
緩慢に表示されるjpeg画像。ダウンローダー。zipファイルの連結。
隠しリンク、ブラウザクラッシャー。
個人ホームページ。BBS。テキストサイト。
インターネット元年がいつだったかは分からないが、元年があったということは今は何年かなんだろう。