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六甲山の木材は使えるか

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林業の存在しない六甲山の森の木をどうやって流通させ、森林として循環させていくことができるかの無謀な取組み
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2017年12月の記事一覧

裏六甲 上唐櫃地区の間伐について

2017年12月16日〜17日の二日間に渡り、神戸市北区の上唐櫃地区の山林の年1回の間伐が行われました。いわゆる裏六甲です。 僕たちがこの地区の皆さんと関わり始めたのが丁度今から3年前。神戸市の市有林の手入れによる木材活用の仕事をし始めてから数ヶ月のこと。元々、市の仕事はほぼボランティアみたいなもので持ち出しばかりだからと、当時の神戸市公園緑化協会の青木さんや神戸市防災課の松岡さんや尾添さん、田村さんなどが気遣ってくれて紹介していただいた民有林。 民有林と言っても、上唐櫃地区

3年経過して。

六甲山という森林と、仕事を通じて関わるようになって3年が経過しようとしている。 思い起こせば、神戸で木材の仕事をしているにも関わらず、また国産材の活用なんてことをやりたいと思っていたにも関わらず、地元の山を資源として目を向けたこともなければ、そこ(六甲山)にどんな樹木がどれだけあってどんな人が関わりどんな課題があるのかなんていうことを考えたこともなかった3年前。 一つのきっかけで「とりあえずそこ(再度山 二本松林道)に伐採された丸太があって、それを持ち帰って何ができるかを考え