上総鶴舞駅:今年の初撮り鉄
いろいろと買い物をしてから、現場へ向かったものだから、予定よりもちょっと遅くなってしまった。着いたら、列車が来るまで数分しかなくて、当初考えていた場所まではたどり着けず、やむを得ず駅近くのわりと定点位置に。夕食までには家に戻りたいこともあって、滞在時間はわずか20分程度w。全然納得がいく写真は撮れなかったけれど、久しぶりの撮り鉄は楽しかった。
上総鶴舞駅とは?
千葉県市原市に位置する「上総鶴舞駅」は、ローカル線の趣とノスタルジーを感じられる駅である。小湊鉄道の沿線にあるこの駅は、日常の喧騒から離れた静かな空間であり、映画やドラマのロケ地としても多く使われるほどの独特な雰囲気を持つ。今回は、その歴史や魅力を深掘りしよう。
上総鶴舞駅の概要と歴史
上総鶴舞駅は、小湊鉄道の一部として1925年に開業した。無人駅でありながら、昭和初期を彷彿とさせる駅舎とプラットフォームは、当時の姿をほぼそのまま残している。近年では「関東の駅百選」にも選ばれ、その美しい情景が多くの観光客を惹きつけている。
駅舎は木造建築で、ぬくもりを感じさせるデザインとなっている。内部にはかつて切符売り場だった窓口が残っており、時代を超えた郷愁を呼び起こす。電車が到着すると、風鈴のように心地よいレールの音が響き、訪れる人々に「旅の原風景」を感じさせてくれる場所である。
ロケ地としての魅力
上総鶴舞駅は、映画やドラマ、CMのロケ地としても有名である。特に、昭和の日本を舞台とした作品や、レトロな雰囲気が求められる映像制作で多く使用されている。駅周辺の自然豊かな風景も撮影スポットとして評価が高い。
例えば、映画「男はつらいよ」シリーズやNHKの大河ドラマのワンシーンで使用されたこともあり、多くの人にその存在が知られるようになった。訪れる際には、どこかで見覚えのある風景に出会えるかもしれない。