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競技面での遊戯王の強さとは何か?

はじめに

woodlongこと森永浩隆です。今回は真面目な考察系の記事になります。今回この記事を書く経緯としてはあるツイートが目に止まりました。

賛否両論な議題ですが、自分としては本文がない結論で思考と説明が不足していると感じました。投稿主は大学生なので調査や考察を含めれば、論文で良いテーマになると思います。今日は自分なり遊戯王の強さを考えてみました。

・遊戯王のゲーム性について

遊戯王ではメインデッキ40-60枚,エクストラデッキ15枚,サイドデッキ15枚で3試合2本先取のゲームとなります。勝利方法もLP0,デッキが0でドロー出来ない、封印されしエクゾディアなどの効果による特殊勝利と3種類と多種多様に分かれます。デッキによる相性(デッキよって機能を及ぼすカードやテーマでの展開力,制圧力の差)で有利,不利がありますが、マッチ形式では2本先取なので、サイドデッキからのメタカードの投入で相性の差をカバー出来ます。2−3ヶ月の頻度によるカードプールの増加とゲームバランス調整でのレギュレーションが3ヶ月に1度行われます。世界規模ではポケモン,MTGに並ぶ3大TCGの地位を確立しています。他の2つのゲームとして決定的な違いとしては①スタン落ちがない。②相手ターンでも干渉する効果を持つカードの多さだと思います。

・過去、現在、未来のカードプールからの構築力

初期の遊戯王では相手ターンに干渉する効果はトラップカードだけでしたが、リバースモンスター、速攻魔法と次第に増えてきて、現代では相手ターンに手札から効果を発動するカード(通称:手札誘発)まで増えてきました。カードが増えることは戦略の幅が増えるメリットがありますが、そのデメリットにはルールが一層複雑になります。20年もたった今ではカードプールは1万枚を突破したので、新カードの登場に合わせて、強力なデッキやコンボの開発を常に求められます。大学生やフリーターなどの時間に融通が効く職業なら良いのですが、正社員、社会人になると対応が困難になり、活動の縮小,引退,既存テーマの継続、他方面での活動に移ることがTCGプレイヤーでよくあることです。

・トーナメント環境の適応力

昔はHPで大会のデッキレシピが公表されていましたが、今ではSNSの普及に伴いデッキレシピの共有や拡散スピードが加速しました。そのおかげでデッキの構築水準も一定になったので、各デッキの動きや対策の研究や理想的な試合運びを考えながら、試合で実践するのが現代の強いプレイヤーの基準ではないかと感じます。遊戯王でのカードプールの増加やルールの複雑化で実績を上げられるのは20代がピークだと個人的に思います。1つのデッキを極限まで使い続けたり、新旧デッキテーマの中から自分が使い易いものを選び続けるのもTCGを長く続ける意味では重要です。

・チームやコミュニティでの団結力

個人で活動していると、情報収集力やデッキの構築や性能向上面では時間がかかると思います。大会やCSなどの通して、デッキのフィードバックや調整相手としての練習など、集団として活動するのも強さを求める選択肢としてはありかと思います。12-15年前くらいは遊戯王チームを結成して活動するのが活発でした。今では、LINE,Twitter,Facebookなど、多少多様なコミュニテイ社会になったと感じます。

おわりに

今回は真面目な考察記事だったものの、1500文字と短めな記事になりました。遊戯王だけでなく、トーナメント思考になると強さとは何なのか考えるのはよくあると思います。ただ、この思考に陥るとファン要素が欠落しがちなので、ライターやイラストレーターなどのクリエイター要素で補えればTCGを長く続けていけると思います。結論というより感想になってしまった...今回も読んでいただきありがとうございます。


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