むかし書いた韓国コラム #933
白いスープから汁なしめん、太めん、チャジャンミョン、チャンポンと目まぐるしく移りゆく即席めんのトレンド。いまは「プデチゲ」がトレンドになる兆しを見せている。業界最大手の農心はこのほど「プデチゲミョン」を発売した。同社はもともとプデチゲ風味の「チゲミョン」を販売していたが、5年ほど前に生産を終了している。今回は同製品をリニューアルして再発売したもので、ハムとチーズを入れコクを出した牛骨スープが絶品だそうだ。
一方、ライバルのオトゥギは「プデチゲラーメン」で真っ向勝負をかける。プデチゲの辛いスープをそのまま感じられる味に仕上がったと同社は説明している。両社とも具沢山なことも売りにしており、農心はソーセージなどのかやくが5.6グラム、オトゥギは7.2グラム入っている。現在は2社だけだが、今後他社も参入し本格的なトレンドになるだろうか。即席めんウォッチャーとしては気になるところだ。
【解説】
プデチゲ味の即席めんは好きだったけどやはりちょっと物足りない感があった。乾燥具材の貧弱さが原因なのだろうか。スパムくらいは自分で足したいもの。写真は農心の「プデチゲミョン」。同社公式サイトより拝借。
(初出:The Daily Korea News 2016年8月26日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)