むかし書いた韓国コラム #499

 コンビニエンスストアのCUが、個包装の生玉子を販売するという。1人暮らし世帯が増えていることを受けたもの。同社はラーメンや弁当のお供にすることを想定しているようだ。

 1人暮らしでなくとも、生玉子のばら売りはありがたい。出先で急に生玉子が必要になったときに重宝する。出先で急に生玉子が必要になることなどないと思われるかもしれない。しかし急に「東大門でタッカンマリを食べよう」となった時、生玉子を調達できればヒーローになれること請け合いだ。タッカンマリの締めのおじやに溶き玉子は必須だが、それをやるのは日本人だけのようで、タッカンマリの店に生玉子は売っていないのだ。

 こんな時に生玉子のばら売りは便利だ。なお、タッカンマリ店が密集する東大門周辺のCUは、東大門駅6番出口裏手か、鍾路5街駅1番出口右手となる。もっと近いところにあればうれしいのだが、まずは1個ずつ買えるようになっただけでもよしとしよう。

【解説】
 在住者の場合はタッカンマリを食べる際には自宅から持参すればいいが、旅行者が玉子を1個だけ調達しようと思うと少々厄介だ。コンビニで1個ずつ買えるなら利便性も向上しそうだ。その前にタッカンマリ屋で玉子を売ってくれればいいのだけど。

(初出:The Daily Korea News 2014年3月5日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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