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むかし書いた韓国コラム #682

 毎年夏が来ると楽しみなのが小公洞のロッテホテル前に登場するビアガーデンだ。暑い日にパラソルの下で冷たい生ビールを流し込む楽しみは何物にも代えがたい。この夏もすでに何度か利用した。スマホ片手にビールを飲みながらのんびりと時間を過ごすのも優雅なものだ。

 この週末も暑かった。昼過ぎに外出する用事があったので帰り際の午後2時過ぎにビアガーデンを訪れた。日の高い時間から飲むビールは最高である。いつものように生ビールを注文し、スマホをいじりながら1口、2口と飲み進める。だが最近は連日35度を記録する猛暑が続いている。のんびりしていて気がついたら半分ほど残っていたビールはすっかり生ぬるくなっていた。警報が出るほどの猛暑をなめていたようだ。少々せわしないが、猛暑の時は5分ほどで飲み干してさっさと立ち去るのが良さそうだ。

【解説】
 だったら涼しい室内の店で飲めばいいじゃないかと思うかもしれないが、普通の店だとビール1杯だけというわけにはいかず、つまみ類を頼まなければいけない。ロッテ前のビアガーデンはビール1杯だけで注文が可能だったから軽く飲むのにはちょうどよかったのだ。

(初出:The Daily Korea News 2016年8月8日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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