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むかし書いた韓国コラム #926

 韓国では同姓同名が多い。キム・ジョンウンといえば女優の名前として認識していたが、最近では金正日総書記の後継者のほうが有名になってしまった。この名前をポータルサイトの人物情報で検索したら27人もいた。職業もタレントや歌手、大学教授、企業代表とさまざま。著名人を収録している人物情報でこれだけいるのだから、特に有名でもない一般人の同姓同名は数百人、数千人規模でいるのではないだろうか。

 北朝鮮の金正恩氏が近く訪中の可能性があるという。そのニュースを伝える韓国経済新聞の記事を見たら、なんと記者の名前がキム・ジョンウンさんだった。そんな偶然もある。メディア関連で同姓同名と言えば朝鮮日報顧問の金大中氏だ。現在も「金大中コラム」を連載しているが、以前は編集人の欄にも名前が載っていた。まさか同姓同名とは思わず、筆者は勝手に政治家の金大中氏が朝鮮日報と関係があるのかと早合点していたもの。同姓同名だといろいろな苦労もありそうだ。

【解説】
 韓国は同姓同名が多いので、知り合いをフェイスブックで探そうとしてもかなり困難だったりもする。韓国で参加していたサークル活動があるが、30人ほどのメンバーしかいないのに同姓同名が1組いたこともある。写真は朝鮮日報の題号。下に主筆として金大中氏の名前がある。

 
(初出:The Daily Korea News 2011年4月25日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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