見出し画像

むかし書いた韓国コラム #569

 汽車旅のお供と言えば駅弁とお茶、というのが日本のスタイルだ。では韓国ではどうだろうか。韓国鉄道公社がこのほど明らかにした資料によると、昨年1年間に車内販売で最も売れた商品は「バナナ牛乳」で、141万8423本を記録したそうだ。コンビニの人気商品として不動の1位を守り続けるバナナ牛乳だが、車内販売でもダントツの1位だった。2位はビール「CASS」の89万9658本、3位は「アメリカンコーヒー」の85万89杯、4位はビール「ハイト」の82万1469本、5位は「コーヒー」の43万2869杯だった。カテゴリーで分けてしまえばビールが172万本でトップとなり、コーヒーも128万杯に上る。飲み物が上位を占めるのは興味深い。

 列車によっても売れ筋は異なる。KTXでは「アメリカンコーヒー」が、新型車のKTX山川では「ハイト」が人気で、セマウル号やムグンファ号では「バナナ牛乳」が売れていた。KTXとKTX山川で売れ筋が異なるのは、KTX山川では列車カフェだけで販売しているためだそうだ。

【解説】
 ビングレのバナナ牛乳はさまざまな小売り売り上げランキングで常に上位を占める定番商品で老若男女に愛されている。最近はイチゴ味など味のバリエーションも増えている。2016年にはバナナ牛乳に特化したカフェも東大門にオープンしたがこちらは後に閉店してしまった。また、日本でも販売されたことがある。写真はビングレ公式サイトより拝借。

(初出:The Daily Korea News 2013年10月31日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

いいなと思ったら応援しよう!