むかし書いた韓国コラム #594
沈静化したと思ったら流行が再発した鳥インフルエンザ。その影響で最近春川のタッカルビ通りは客足が途絶え閑古鳥が鳴いているそうだ。そんなニュースを見て、前に春川に行き1人でタッカルビを食べたことを思い出した。
2004年2月に訪れた春川のタッカルビ通りには客がいなかった。通常タッカルビは1人前では売ってくれない。しかし客足が落ちている時なのでチャンスだと思い、ある店に入り「1人分だけ売ってくれ」とダメモトで頼んでみたらあっさりとOKが出た。春川のタッカルビはソウルと違い1人前の量が多く、1人で2人前を頼んでも食べきれない。鳥インフルのおかげで1人前だけ楽しむことに成功した。
今回の鳥インフル流行でもタッカルビ屋が同様の措置を取ってくれるかはわからないが、本場のタッカルビを1人で堪能したいという方は試してみるのも悪くないのではないだろうか。
【解説】
鳥インフル流行下の春川タッカルビ通りは人通りも少なく閑古鳥が鳴いていた。まさかあの肉は閑古鳥の肉ではあるまいな。
(初出:The Daily Korea News 2017年6月13日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)