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むかし書いた韓国コラム #602
NHKの紀行番組「世界ふれあい街歩き」。現地の街を歩きながら現地の人たちとふれあう様子が一人称の視点で撮影され、見ている人はまるで実際にその街を歩いているかのような疑似体験ができるのが特長だ。先日の放送ではソウルの大学路が紹介された。10年ほど前に近くの会社に勤めていたこともあり懐かしい気分で見た。
タレントが出てきて観光地で騒ぐような番組でソウルが紹介されても大しておもしろくもないが、この番組のじっくりと街歩きを楽しむというコンセプトは新鮮で、見慣れていたはずの大学路やマロニエ公園などにも新たな魅力を発見できた。また、その周辺の路地裏など、観光客はおろか在住者でさえわざわざ訪れないようなところにまで踏み込んでいるところも楽しいところだ。
番組は世界各地をめぐっているので韓国の登場は少ないが、これまでにソウルの明洞と北村、釜山、済州などが紹介されている。次回はどこが紹介されるか、いまから楽しみだ。
【解説】
ごく普通の街並みを歩きごく普通の人とふれあうだけの番組だが、それが妙にリアルでまるで自分がその場にいるような感覚になる。日本に引き揚げてきてから韓国編の再放送を見たことがあるが、韓国での生活が懐かしく思い出された。写真はNHK公式サイトより拝借。
(初出:The Daily Korea News 2012年3月14日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)