むかし書いた韓国コラム #448
北朝鮮の張成沢氏処刑をめぐってはさまざまなニュースが飛び交っている。機関銃で銃殺され遺体は焼却されたという説や、おりに入れられた後120匹の飢えた猟犬が放たれてかみ殺されたという説もある。こうした噂話を利用し、「処刑場面が見られる」というメッセージで特定サイトへのアクセスを誘い込み課金する悪質なサイトも登場するほど。銃殺にしろ犬にかみ殺されるにしろ、凄惨であろうその場面を見たいとは思わないが、そういう需要もあるのだろうか。
ただ韓国は意外にサイトの検閲は厳しい。不適切なサイトに対しては韓国からのアクセスは遮断されている。残酷なシーンを収録した動画が出回っていたとしても、当局に見つかればすぐにアクセスできなくなるだろう。実際に不適切なサイトにアクセスしようとすれば「Warning」の文字が書かれた当局の警告ページに飛ばされる。処刑動画があるとは思えないが、当局のサイトに飛ばされるならまだマシか。悪質サイトにはくれぐれもご注意を。
【解説】
業務上の必要で北朝鮮のサイトにアクセスしようとすると「Warning」の文字が書かれた警告ページに飛ばされるので困ったものだったが、VPNを使うことで回避することはできた。業務上の必要でVPNを使っていたが、おかげで韓国当局が遮断しているお色気サイトにもアクセスできたのは幸いだった。いえ、あくまで業務上の必要でVPNを使ってたんですけどね。
(初出:The Daily Korea News 2013年12月17日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)
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