むかし書いた韓国コラム #793
白いスープだ茶色いスープだとこのところ相次いで即席めんの新製品が発売されている。そんな中、農心が新たに投入するのは「チンチャチンチャ」という製品。「本当に本当に」という意味で、その下には「辛い辛い」と書かれている。「辛ラーメン」のメーカーだけに、原点回帰で赤くて辛い製品を出したようだ。辛いことで知られるチョンヤンコチュというトウガラシより2~3倍辛いトウガラシを加えたのが特長で、「辛ラーメン」よりも強烈な辛さだという。
先日日本に帰った際に、ペヤングの「激辛やきそば」なるものを食べた。赤いパッケージに「辛さレベルMAX!」といううたい文句に違わず、市販の商品としては類を見ない辛さだった。
「チンチャチンチャ」はその辛さを上回る商品になるのか、激辛料理好きとしては見逃せないところ。自宅近くのスーパーは新製品の入荷が遅いのが残念なところだが、入手したら激辛即席めんの日韓対決を楽しみたい。
【解説】
チンチャチンチャはそれほど辛くなかった記憶がある。辛さの単位を示すスコビル値では2724スコビルで、当時韓国で4番目に辛いラーメンとされていた。ちなみに辛ラーメンは1320スコビルで5位だった。やきそばはスープがないため辛さが舌にダイレクトに伝わるせいか、ラーメンと比べると辛いように感じた。
(初出:The Daily Korea News 2012年4月18日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)
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