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むかし書いた韓国コラム #801

 「ハニーバターチップ」に続き最近品薄で話題になっているのがロッテ酒類が発売した「チョウムチョロム・スンハリ」。ユズ果汁を添加しアルコール度を14度に抑えた飲みやすいカクテル風焼酎だ。3月に発売されたが入手困難で、話題作りのためにわざと少量しか生産していないのではないかとの説まで出るほどだ。

 「ハニーバターチップ」の人気にあやかり類似商品が相次いだように、カクテル風焼酎も後追いの新製品が登場している。慶尚南道の焼酎メーカー舞鶴が主力焼酎「チョウンデイ」に「カラーシリーズ」を投入した。ブルーベリー味の「ブルー」、ザクロ味の「レッド」、ユズ味の「イエロー」の3種類で、アルコール度は13.5度とさらに飲みやすくなった。慶尚南道を地盤とするメーカーだが、今回の製品は首都圏でも発売される。新製品の登場でカクテル風焼酎にも本格的なブームが到来しそうだ。アルコール度が低く飲みやすいらしいので飲み過ぎには注意しなくては。

【解説】
 90年代には斗山から「REMIX」というブランドでレモン焼酎が売られていた。爆発的な人気を呼ぶ製品ではなかったが、軽く飲みたい時には重宝した。ほかにチェリーとメロンがあった。時は流れて各社がフルーツ味の焼酎を出すようになり、最近では日本のコンビニでも真露のフルーツ焼酎が手に入るようになったのは隔世の感がある。写真はロッテ酒類公式サイトより拝借。

(初出:The Daily Korea News 2015年5月13日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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