むかし書いた韓国コラム #469
韓国でも店舗展開している無印良品はマイナーな料理のレトルトが意外に豊富だ。韓国の店舗では数種類あるタイカレーのレトルトをよく購入する。このレトルトシリーズに最近「ジャージャー飯」なるものが仲間入りした。ごはんにかけて食べるチャジャンソースだ。試しに購入してみたがちゃんと韓国のチャジャンの味でなかなか悪くない出来だ。
ただ120グラム入り290円とコスパはいまいち。オトゥギのレトルトチャジャンが200グラム入り1千ウォン前後であることを考えるとグラム単価は5倍近くとなる。韓国の無印良品での取り扱いがあるかは不明だが、輸入品となるとさらに価格が上がるのでオトゥギのレトルトと張り合っても勝ち目はなさそうだ。
ゆえに韓国で買うよりは、日本に帰任し韓国の味が懐かしくなったら買うのが正しそうだ。これとて日本の韓国食材店で韓国製レトルトが200円前後で売られていることを考えるとあえて無印良品で買う必要もなさそうなのだが。
【解説】
無印良品のアジア料理はいずれもそつなくまとめており好感を持っている。チャジャンも変に日本風のアレンジを加えず現地の味をうまく再現していると思う。ただ個人的にはレトルトを使うよりも自分で作ることの方が多かった。
(初出:The Daily Korea News 2017年11月23日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)