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むかし書いた韓国コラム #606

 「卯年だからウサギの肉でも食べたいな」と冗談半分で言ったら、韓国人に「日本人はウサギも食べるのか!」と驚かれた。日本ではほかにも馬肉、鹿肉、猪肉、羊肉など、けっこういろいろな肉を食べている。もっとも、日常的に食卓に上るものではなく、特定の地方でだけ食べられているケースが多い。韓国だって犬肉を食べるといってもだれもが日常的に食べているわけではない。韓国人ですらあまり知らないが済州道あたりでは馬肉を食べられる店もあるという。

 日本ではウサギ肉を販売する店や、ウサギ料理を食べさせる店が少ないながらも存在する。ならば韓国ではどうだろうか。調べてみると簡単に見つかった。全羅北道扶安に昨年11月にウサギの食肉処理場ができたという。サイトを見るとウサギ料理のレシピも掲載されている。そのほかウサギ料理専門店も国内にいくつかあるようだ。せっかくの卯年なのでぜひとも賞味したいものだ。

【解説】
 ウサギの食肉処理場は韓国養兎養鹿農協が運営するもので、同農協ではウサギ肉の通販も行っている。まるごとが2万1000ウォン、カット済みが800グラム2万4000ウォンとのこと。写真は同農協公式サイトより拝借。

(初出:The Daily Korea News 2011年1月14日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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