むかし書いた韓国コラム #273
日本留学から帰ってきた知り合いの韓国人女性が、日本での食事に牛丼屋をたびたび利用したと話していたので驚いた。牛丼は日本にいるころによくお世話になったが、女性客の姿はほとんど見かけず、お使いにきたOLが持ち帰り弁当をいくつか買っていくのを見たくらいだった。
それを指摘すると、最近は女性客もそこそこいると反論された。最近まで日本で生活していた人が言うのだから間違いないのだろう。こちらはここ数年牛丼屋には入ってない。ちなみに韓国のバックパッカー向けのガイドブックには安くてうまい食事の店として牛丼屋も紹介されているという。物価の高い日本で留学生や旅行者が手軽に食事をするにちょうどよいのだとか。24時間営業なのも便利なポイントだ。
カウンターの内側にバイトの韓国人がいるのはよく見かけたが、最近はお客としての韓国人も増えているようだ。
【解説】
日本に引き揚げてきてから年に数回牛丼屋に行くが女性客は見たことがない。いつも行くのは吉野家だが、別のチェーン店なら女性客も普通にいるのだろうか。それとも女性が牛丼屋に行くのが時代遅れになったとか?
(初出:The Daily Korea News 2010年7月29日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)