見出し画像

むかし書いた韓国コラム #631

 大阪・吹田市の万博記念公園内に今秋大型複合施設の「エキスポシティ」が開業する。水族館の海遊館が手掛ける新施設や、人気アニメを使った教育娯楽施設、日本最大級の観覧車など7種類の大型エンターテインメント施設が入る。ここには体験型の英語教育施設も入る。実はこれ、韓国で「英語村」と呼ばれる施設を運営するYBM時事ドットコムが日本に輸出するもの。韓国でのノウハウを生かし、留学気分を楽しみながら英語を学べるようにする。

 数年前に英語もできないのに京畿道坡州の英語村に行ったことがある。空港の入国審査を模したゲートでパスポート型の入場券を提示して中に入ると、そこから先は英語以外禁止。韓国語での生活には問題ないが、英語となるとまったくのお手上げなので食事をするのも一苦労だった。しかし海外に行かずとも海外気分を味わえる点は楽しめた。手軽に海外留学気分を味わえる施設が日本でも人気を集められるか注目したい。

【解説】
 エキスポシティの英語村はコロナ禍のあおりもあったのか2021年2月で閉館してしまった。坡州の英語村はなかなか立派な施設で、人気ドラマのロケ地になったりもした。英語ができれば楽しめたのにと思うとくやしく、ちょっとがんばって英語も学んでみようかなとその時は思ったが、いまも当時と英語のレベルは変わっていない。

(初出:The Daily Korea News 2015年3月26日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

いいなと思ったら応援しよう!