むかし書いた韓国コラム #172
韓国に来ると年齢は数え年が普通。誕生日が来るまでは満年齢に2歳をプラスするので一気に歳を取った気になる。誕生日が来たあとも1歳をプラスするのであまりいい気分ではない。それでも韓国にいる以上は韓国式に数え年を使っている。
韓国人との会話で年齢の話題が出たときに自分の年齢を述べると、たいがい「韓国の歳(数え年)で?日本の歳(満年齢)で?」ときかれる。多くの韓国人が韓国と日本の年齢の数え方が異なることを知っているのだろう。
困ったことに、これが在韓日本人同士の会話でも、年齢を述べると途端に「日本の歳で?」と確認される。日本人同士が日本語で話しているのにわざわざ数え年で言うわけもなかろうとも思うが、すっかり習慣になっているようだ。
最近はこの無意味な質問を回避するために、「○年生まれです」と言うことにしている。満年齢でも数え年でも、相手に換算を任せた方が面倒がない。
【解説】
あと在韓日本人同士の会話で、「東京行きのチケットが安くて○万ウォンだった」という話をすると必ず「往復で!?」ときいてくる人とか面倒だった。おまえはいつも国際線のチケットを片道ずつ買ってるのか?
(初出:The Daily Korea News 2009年12月28日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)