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むかし書いた韓国コラム #29
仁川の雰囲気は横浜に似ている。首都に隣接したベッドタウンであることや、港湾都市として発展した歴史、国際港につきものの中華街もささやかながら仁川駅近くに存在する。発展著しい松島国際都市が横浜みなみらい地区に相当するなら、近く開通する仁川大橋は横浜ベイブリッジか。月尾島あたりを八景島にたとえるのはやや乱暴かもしれない。日本一高いビルは横浜ランドマークタワーだが、松島国際地区にも来年3月に高さ305メートルの北東アジアトレードタワーが完工する。松島地区を含め仁川はまだまだ発展が期待され、2020~2030年には人口も釜山を抜いて韓国2位になる見込みという。横浜はすでに人口で日本2位の座についている。
これだけ似通っていると仁川という町にも親しみがわく。これで老舗のシウマイ屋でもあれば完璧なんだが。
【解説】
当時は横浜ランドマークタワーが日本一で、北東アジアトレードタワーが韓国一だったが、その後日本はあべのハルカス、韓国はロッテワールドタワーに1位の座を奪われてしまった。そんな境遇もそっくりなのはなかなかの偶然だ。せっかくだから姉妹都市提携でも結んでほしいところだが、横浜市は韓国の都市とは姉妹提携結んでおらず、仁川市は神戸市・北九州市と姉妹提携を結んでいる。ただ横浜市と仁川市はパートナー都市としての提携を結んでいる。
(初出:The Daily Korea News 2009年10月14日号 note掲載に当たり解説を加筆しました)