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むかし書いた韓国コラム #293
統計庁が在住外国人を対象にした雇用調査を実施する。なぜか筆者がこの調査対象者に選ばれた。先日担当者から電話があり、国籍や職業、月収、滞在資格などについて聞き取り調査が行われた。隠すようなこともないので聞かれるままにすべて回答した。より良い統計資料として活用してもらえれば幸いだ。
事前に統計庁から送られてきた協力依頼によると、「140万人の外国人の代表として」選ばれたという。調査対象は1万人なので140倍という倍率をかいくぐっての当選だ。もっともこちらから応募したものではない。ただでさえ「くじ運」はそんなに良くないのに、こんなところで応募もしてない抽選に当たるとはくじ運がいいのか悪いのか。今週のロトくじが当たらなかったらここでくじ運を使ってしまったせいにしておくか。
ちなみに調査対象者には謝礼として後日文化商品券が送られてくるという。特に面倒もなく、なかなか貴重な体験となった。
【解説】
この調査はあくまで統計庁が実施しているもので、回答内容は秘密が厳守され回答による不利益はないと説明された。だれがそんな言葉を信じるもんか。隠すようなこともないと書いたが本当は資格外活動(副業というかバイトをちょっとしていた)をしていたのだけど、そんなことは一切話さなかった。
(初出:The Daily Korea News 2012年6月26日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)