むかし書いた韓国コラム #226
日本語の「ひとつ、ふたつ」に相当する韓国語の数詞は1から99まである。日本語が10までしかないのに比べると覚えるのが厄介だ。そして使う場面も多く、単に個数を数えるだけでなく、時間や年齢を示すときにも使われる。タソッシ(5時)とヨソッシ(6時)を間違えるというヘマも昔はよくやったもの。
1から10まで覚えたあとは、20、30、40…と覚えていかなくてはならない。ひとまず自分の年齢を述べる機会が多かったので20代から30代へと歳を重ねるに従い39までは数えられるようになった。次のステップとして40、50を覚えたので、現在は59まではつっかえずに数えられる。
実際のところ、日常会話で固有語の数詞で50以上の大きな数が必要になる場面はほとんどなかった。ゆえに韓国語を始めて相当な年月が過ぎたものの、恥ずかしながらいまだに60以上の数は数秒考えてからでないと出てこない。
【解説】
韓国の固有語の数詞は数が大きくなるほど使用頻度が低くなる傾向があるように思う。80とか90とか韓国語でどういうのかもう忘れた。
(初出:The Daily Korea News 2010年2月22日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)