むかし書いた韓国コラム #361
多くの種類がある即席めん。どれも赤くて辛いだけ、と思いがちだが、味だけでなく、それぞれに微妙な違いがある。即席めんメーカーの八道の付設中央研究所が各社の袋入り即席めんを分析した結果、八道の「男子ラーメン」はめんの太さが2.26ミリで最も太かった。調査対象となった4社の代表製品の平均は2.10ミリだった。また、めんの総延長は三養の「三養ラーメン」が50メートルで、他の3製品の平均40メートルより10メートル長かった。また、通常の袋めんは四角く成型されているが、農心の製品は丸く成型されている。これは鍋に入れやすいからという理由がある。実際に作ってみると、たしかに角がひっかからないので便利だ。
今回の調査対象には入っていなかったが、個人的な調査では、農心の「チンチャチンチャ」は他の製品よりめんが細い。細めんが好きなので一時はこればかり買っていた。たかが即席めんだが、さまざまな視点から好みの製品を見つけるのも楽しそうだ。
【解説】
農心の即席めんは丸く成形されているというのはちょっとしたトリビアだ。日本の即席めんも見習ってほしい。
(初出:The Daily Korea News 2012年11月19日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)