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むかし書いた韓国コラム #685
2日に開業した湖南高速鉄道。瞬殺で一番列車のチケットが売り切れた北陸新幹線とは違い、こちらの一番列車は当日でも十分な余裕があるほど空いていた。以前の当欄で1週間前でも空席があれば乗ってみようかと公約(?)していたので、上り一番列車に乗るため光州まで出かけてきた。
大統領が出席した盛大な記念式は前日の1日に行われたためか、正式営業初日の一番列車の出発はテープカットもなく控え目。それでも乗務員への花束贈呈などささやかな式が行われた。メディアの取材クルーはそれほど多くはなく、せっかくの一番列車もいまいち盛り上がりに欠けた感があった。車内での取材もほとんどなく、一番列車ならではの特別感は感じられなかった。おそらく乗客の中にも一番列車に乗ることを目的としていた人はほとんどいなかっただろう。
午前5時30分に光州松汀駅を出発した列車は1時間50分ほどで竜山駅に到着した。新線区間ではないからか、駅には一番列車を出迎える人もなく、早朝の小さな旅はひっそりと終わった。
【解説】
これに乗るため前日深夜にソウルから夜行バスで光州に向かった。それほどの苦労をした割りにあまり盛り上がらない開業1番列車だった。
(初出:The Daily Korea News 2015年4月3日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)