むかし書いた韓国コラム #687
来月9日の「ハングルの日」に、ソウル・竜山の国立中央博物館に「国立ハングル博物館」がオープンする。延べ面積1万1322平方メートルで、地上3階地下1階と大規模な施設に、展示・体験・学習のスペースがある。1階に図書館、2階に常設展示室、ハングル文化商品店とカフェ、3階に企画展示室と子ども向け遊び場、外国人向けハングル学習スペースが設けられた。10月8日午後に開館式が開かれ、一般観覧客は10月9日から観覧できる。入場は無料だ。
韓国で生活する上で欠かせない韓国語。その韓国語を表記するハングルも最初は宇宙文字に見えたものだが、学んでみればシステマチックで、そのうちちゃんとした文字として認識できるようになった。いまでも発音には泣かされることがあるが、韓国での生活が続く限りハングルとは長い付き合いになりそうだ。仲良く付き合っていくためにも一度くらい博物館も訪れたい。
【解説】
文字に関する博物館を国立で運営しているのは韓国ぐらいのものだろうか。それだけ韓国人のハングルへの愛着が強いということなのだろう。ミュージアムショップにはハングルをあしらったセンスの良いデザインの雑貨類もある。写真は同博物館公式サイトより拝借。
(初出:The Daily Korea News 2014年9月26日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)