むかし書いた韓国コラム #688

 日本は毎年この時期に大型連休となるが、今年は韓国も飛び石連休となり多くの人が平日を休んで大型連休にした。日韓両国で大型連休の時期が重なるのは珍しいケースだ。連休を利用して海外旅行に行く人も多い。日本は韓国人にとって人気の目的地になっており、日本人にとっても韓国は人気の旅行先だ。しかしこれがちょっとした悲劇を生んでいる。

 日本から韓国に、または韓国から日本に行ったら現地の知り合いを訪ねようと思っていたのに、連休のためその知り合いも海外に行っておりタイミングが合わず会えないというケースをSNS上の知人のやり取りで2件ほど見かけた。そういう人は他にもきっと多いに違いない。いちばん笑えないのはお互いが相手の国を訪問先に選んでおり完全にすれ違いとなっているケースだ。逆にお互い海外旅行先が一緒だったため第三国で知人と再会するというケースもある。

 日韓同時期の連休はあちこちでさまざまな悲喜劇を生んでいるようだ。

【解説】
 日本と韓国の大型連休や長期休暇シーズンはあまり重ならないのだが、ときどきこんなケースもある。一方で、あまり会いたくない知り合いから韓国に遊びに行くという連絡があったときは「その時期は韓国も休みだから旅行に行ってて不在です」と断る理由ができるのでありがたくもあったり。


(初出:The Daily Korea News 2017年5月2日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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