むかし書いた韓国コラム #661
東釜山観光団地の正式名称は「オシリア観光団地」と言う。近くを通る東海南部線には「オシリア駅」もある。由来については割愛するが、この「オシリア」という単語は日本人には「お尻」を思い起こさせる。日本にはそのものズバリの「オシリア」という薬もある。小林製薬が販売しているオシリアはその名から連想するように、お尻のかゆみを鎮める薬だ。
地下鉄4号線の終点は烏耳島駅だ。この駅は関西の人にはお尻を連想させる。烏耳島の読み方は「オイド」。関西以外ではなじみがないが、関西ではお尻を意味する言葉として広く通用する。
韓国ドラマ「チャングムの誓い」では主題歌で「オナラ」を連呼していた。古い韓国語で「来て下さい」という意味だそうだ。そういえば女性タレントにはオ・ナラさんも存在する。
韓国人にとっては少しもおかしくないのだが、なぜか日本人にとってはお尻関連を思い起こさせる言葉が韓国にはあふれているようだ。
【解説】
タレントに限らずともオ・ナラさんなんて名前はいくらでもいる。中には日本に留学した人もいるだろう。どんな留学生活を送ったのか気になるところだ。
(初出:The Daily Korea News 2017年9月1日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)