むかし書いた韓国コラム #783
EBSで放映中の子ども向け人気アニメ「ちびっ子バス・タヨ」がソウル市内のバスとして登場する。ソウル市が26日の「公共交通利用の日」に合わせ企画したもので、1カ月にわたり人気キャラクターを模したバスが市内で通常通りに営業する。
バスはアニメ同様に青、緑、黄、赤の4色が準備される。アニメ版とは路線番号が異なり、青は370番、緑は2016番、黄色は2211番、赤は9401番の路線に投入される。もともとソウル市内のバスをモチーフにしたキャラクターのため、車体前面に目や口のステッカーを貼るだけでお手軽に変身できる。人気アニメのキャラクターが実際に走り、乗ることもできるとあり、子どもたちに大人気となりそうだ。
アニメのバスたちは人助けをしたり、いたずらしたり、時にはけんかもするなど、わんぱくな子どもたちのイメージだ。でも実際のバスではアニメさながらのカーチェースだけは遠慮願いたい。
【解説】
このバスは大人気で、一時はポータルサイトの地図サービスで、該当するバスの運行情報をリアルタイムで表示していたほどだ。当初予定の1カ月を過ぎても運行が続き、中には目玉の部分をLED化してウインクしたり目に表情を持たせるバスもあった。実際に目にする機会も多かったのだが、1枚も写真を残していなかった。いまもまだ走っているのだろうか。写真はアニメを放映していたEBSの公式サイトより拝借。
(初出:The Daily Korea News 2014年3月26日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)