むかし書いた韓国コラム #699
日本の食材がほしいときは百貨店なり輸入食材店に行く。最近は品揃えも豊富になり、ほしかったもの以外にも新しい商品が入っているとつい手を伸ばしてしまう。長くソウルに暮らしているがやはり日本の味は懐かしい。
ところで、この輸入食材。おそらく法律で決まっているのだろう、パッケージ裏側に韓国語で生産国や原材料、輸入元などの情報が記載されている。たいていは必要事項を書いたシールが貼られているのだが、パッケージの調理方法の欄に貼られているケースが多いのだ。レトルトカレーやめんつゆなどに調理方法は不要だが、カレールーや合わせ調味料などは調理方法を見ないと正しく料理を作れない。そして困ったことにシールはほとんどがきれいにはがれないタイプなのだ。
日本の食材ならまだメーカーのサイトで調べるくらいのことはできるが、エスニック食材店で買った食材となるともうお手上げ。あのシール、もう少しはがしやすいものに変えてはくれないものか。
【解説】
日本で売ってる輸入食品の場合、原材料や輸入元などの情報とともに調理方法も日本語にしてシールにしていることが多いので作り方に迷うケースはあまりない。シールに記載できないのならせめてはがしやすいシールにしてほしいものだ。
(初出:The Daily Korea News 2012年5月10日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)
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