台湾初個展

 イラストレーターである焦茶の台湾での初個展が12月16日(土)より開催されましたので、初日の様子をレポートします。



1.開催場所

 個展の開催場所は台北市萬華区の西門町にある、d/art taipei のギャラリーです。
GoogleMap
https://www.google.com/maps/place/d%2Fart+taipei/@25.0444881,121.5071377,18.69z/data=!4m6!3m5!1s0x3442a90950c79b3d:0xf78d10a31c9790a6!8m2!3d25.0443453!4d121.5080403!16s%2Fg%2F11f1p6wlkz?authuser=0&entry=ttu
 d/art taipeiは、2017年11月に開設された、台湾初の「日本の漫画・アニメ」をメインテーマにしたアートギャラリーです。これまでに日本を含めてアジアのコミックやイラスト関係のアーティストの展示会を70回以上開催し、
ファンとアーティストが集い、交流する文化を発信しています。
 

 西門町は台湾の原宿とも言われる最新流行の発信地です。また、日本ではグルメの街としても知られ、ギャラリー周辺に有名なグルメ・レストラン・カフェが沢山あります。

d/art taipei ギャラリーの外観
(2F、3F)

2.展示イラスト

 展示作品は同人誌のイラストが多いのですが、以下は商業向けイラストです。

雪ミク(初公開作品)
ミリオンクラウン(角川スニーカー文庫)
花譜
CONTRAIL by Xiba
Schwarz Fang by Gowrock
樋口 楓
Azki
幽霊東京 by Ayase EPメインビジュアル


成都COMIDAY メインビジュアル MAY


ドローン探偵と世界の終わりの館 表紙(文春文庫)

本個展にお祝花を頂戴しました。改めまして、心より御礼申し上げます。

お祝花


 個展初日、ギャラリーのオープンがPM1:30なので少し前に到着しました。
既に人の列もできており、個展開催を心待ちにして頂いた皆様の様子を見て大変有り難い気持ちとなりました。

個展開催前の様子

午後1時30分にオープンしますと、沢山の方々が展示イラストを鑑賞されました。以下はギャラリーの様子です。

オープン直後の様子


 このほかに、ラフ絵も展示しております。

 会場では、複製原画、スマホ入れ(隋身手機包)、アクリルキーフォルダー、悠遊カード、缶バッチ、ポストカードを販売しています。詳細はd/artのHPをご参照ください。尚、悠遊カードは初日で完売してしまいました。
 グッズに関する情報や通信販売商品についての情報は以下を参照ください。

 悠遊カードは台湾を代表する交通系ICカードで、日本とは違い様々なデザインや形状(カードではないものもあり)があります。大変便利なアイテムですので人気商品となるかと予想していましたが...。
 図録はB5サイズ、120ページの仕様で展示物を収載しています。

会場で販売されている図録

アクリルキーフォルダーには、CDをイメージしたものもあります。

スマートフォン入れ、アクリルキーフォルダー

 缶バッチのサイズは直径約60mmです。銀色の袋に収納されており、購入時にはどのイラストか分からないようになっています。まるでガチャポンのようです。

缶バッチ 直径約60mm

3.所感

・来場された皆様は非常に熱心に展示イラストを鑑賞されていました。その中には、焦茶のイラストが使われている本をお持ちの方もいらっしゃいました。
 正直なところ、日本の一介のイラストレーターが台湾で個展を開催するのに対してどれほど関心があるのか正直なところ不安でしたが、皆様のご様子を拝見して開催して良かったと実感しました。尚、日本からお越しになられた方もいらっしゃいました。
・台湾のイラストレーターの方も来場されてましたのでお話しを伺いました。焦茶のイラスト同人誌をお持ちになりながら作品について熱く語って頂き、大変勉強になりました。
・展示会で大きく複製されたイラストをじっくり見ると、ディテイルについて初めて気付いた点が結構ありました。それらは本やディスプレイ上を眺めていても見過ごしてしまうものです。
 以前、本人が「自分のイラストは大きく展示しないと良さが引き立たない」と言っていました。イラストを大きいサイズで製作してその中に微に入り細に入り描いているとの事でしたので、今回改めて本人に言わんとする事を理解することができました。
・2019年開催の初個展では本人も大層喜んでおりました。もしここに本人が居れば個展に参加したかったはずです。ギャラリーで皆様と交流したり、色紙にイラストを描いてサインを入れたり、ライブドローイングなどしたかったはずです。さぞ楽しい思いもできたでしょう。
 改めて息子の早すぎる死が残念で唇を噛み締める思いでしたが、この催しにより台日友好及び文化交流の深化の一助となれば家族として本望に思います。

 個展は来年1月14日まで開催されていますので、国外ではありますが機会がありましたら足を運んで頂ければと思います。


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