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迷う車選びを見える化
今年は、10年以上乗ってきた車の買い替えを検討しています。
独身時代は、通勤にも使っていなかったので、単純に自分が乗りたいと感じる車を予算の範囲内で買っていました。
今は、家族もできて、考えることが、いろいろあります。
雪道に強い方がいい。(冬の朝、雪かきをしっかりしなくても、発進できるとうれしい。)
子どもが高校生になるので、通学用の自転車を載せられる方がいいかな。
妻も運転し、狭い道や駐車場を使う機会も多いので、小回りのきく、あまり大きくない車がいい。
4人家族だが、親も乗せられるよう、5人以上は乗れることが必要。
実家が遠方なので、高速道路を長時間乗っても疲れない車がいい。
たまにキャンプをしたいし、帰省も考えると、ある程度の荷室容量がほしい。
家族も考えると、安全性はやっぱり大事。
これから子どもの教育費などもかかるので、価格はもちろん、燃費や税金も含めた経済性も無視できない。
元々、車好きというわけではないので、買い替えを検討し始めてから、車の情報を集めています。ネットや雑誌を見ると、車って、種類が多すぎて、迷ってしまいます。コンパクトな普通車ぐらいまでは決まりますが、なかなか絞り込めません。
YouTubeなどで情報集めると、どの車もおススメの情報と不満を感じる情報があり、見れば見るほど決められなくなります。また、私があまり気にしない見た目の情報が多く、逆に雪道や自転車の積載可否などの情報が不足しています。
雑誌の車の評価を参考にしようと思いましたが、専門家の視点で、使い勝手よりも、パワートレインなどが重視され、価格が高めの車が、評価高めになっています。(私もエンジニアなので、顧客の使い勝手よりも、使っているテクノロジーに目が行ってしまう気持ちはわからなくはありませんが。)
そこで、候補の車の仕様を調べて、片っ端から表にしてみました。基本的なサイズ、重量、最低地上高、最小回転半径、排気量、カタログ価格、燃費などなど。イメージがわくように写真もつけてみました。
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カタログデータ以外に、自分なりの評価も記入しました。◎、〇、△、×でも良いですが、より細かく評価でき、グラフや計算にも使えるので、正確さは気にせず、10点満点で点数をつけました。
購入価格や維持費については、ガソリン代、税金などをわかる範囲で計算し、別途、積み上げ棒グラフにしてみました。そうすると、購入価格にこだわるべきか、維持費を重視するべきかが見えてきます。(エコカー減税、タイヤ代、消耗品代、リセールバリューなど考えだすと、抜けている部分や怪しい部分が多々ありそうなので、ここで公開するのはやめておきます。)
表だけでもある程度わかりますが、ぱっと見てわかるよう、評価項目ごとにレーダーチャートにしてみました。
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点数は、自分あるいは家族にとってはという基準なので、万人にあてはまるわけではないので、ご注意ください。(例として載せていますが、自分用に作成したものなので、正確性はご容赦ください。)
レーダーチャートを見ていると、自分なりに整理ができてきます。すべてが最高という車はありませんが、購入価格を気にしなければ大きな欠点がない車とか、自転車積載にこだわらなければいい車とか、安全性や雪道を最優先するならこの車といった感じで、特徴がわかってきます。
このように、見える化すると、判断がやりやすくなります。
何を重視するかは、自分にしか決められないので、単純にレーダーチャートの面積が大きい車を選ぶと良いわけではありません。しかし、図を見ることで、本当に自分が重視したいのは何なのか、妥協しても大きな問題はないのは何なのかということを考えるきっかけになります。
では、結局、どの車にするかというと、まだ結論は出ていません。いろいろ分析しておきながら、最後は、乗っていてワクワクするとか、何となく運転しやすいという感覚で決めてしまうかもしれません。それはそれで、良いかと思いっています。他人からの情報に振り回されず、一旦、自分で整理した上で決めるのであれば、納得できるはずです。
日常生活の小さな選択から、大きな悩みまで、頭がいっぱいになってきたら、見える化してみるといいですよ。
以下の記事もご参考まで。