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子どもの好奇心を伸ばす方法

こんにちは。
キッズ体操教室Beesの岩本です。
うちの子も、もう少しで10カ月になり
いろんな事に興味をもって、それに向かって行動をするようになってきました。そこで、今日はこちらの内容です!


1. 子どもの好奇心とは?拡散的・特殊的好奇心の違い

子どもが持つ好奇心は、学びや成長の出発点となるとても大切な芽です。好奇心には大きく分けて2種類があります。それが「拡散的好奇心」と「特殊的好奇心」です。

  • 拡散的好奇心は、新しいことや未知のものに触れたときに「これ、面白そう!」と感じる広い興味のことです。たとえば、初めて見る動物や不思議な形の葉っぱに興味を持ったりするような、日常のちょっとした出来事から生まれる好奇心です。

  • 特殊的好奇心は、ある特定のことに対して強い興味を持ち、その分野をもっと知りたいと思う深い好奇心です。たとえば、恐竜に興味を持った子が図鑑を夢中で読み続けたり、恐竜の種類を覚えようとすることがこれに当たります。

この2つの好奇心はどちらも子どもにとって重要で、広く新しいものに興味を持つ力と、好きなことをとことん追求する力の両方をバランス良く育てることで、子どもの可能性を大きく広げることができます。


2. 拡散的好奇心を刺激する日常のアイデア

拡散的好奇心を育てるには、日常生活の中で子どもがたくさんの経験をすることが効果的です。親が意識的にいろいろな「きっかけ」を与えてあげることで、子どもが「こんなものがあるんだ!」と発見する喜びを感じるようになります。

  • 自由な遊び時間を大切にする
     大人が指示を出さずに、子ども自身が「どう遊ぼうか?」と考える時間を意識的に作りましょう。例えば、砂場や積み木など、遊び方が決まっていないおもちゃを用意すると、子どもが自分で工夫しながら遊ぶ力を身につけます。

  • 自然の中での体験を増やす
     公園で虫を見つけたり、川で石を拾ったりするような自然体験は、子どもの好奇心を大いに刺激します。外の世界には、家の中にはない発見がたくさんあり、五感を使って新しいことに出会うチャンスが増えます。

  • 失敗してもいい環境を作る
     「失敗は悪いことではなく、学びのチャンス」という姿勢を子どもに伝えることが大切です。新しいことに挑戦してうまくいかなかったときも、「次はどうやってやってみる?」と問いかけることで、子どもは自分で考えて行動する力を身につけます。

そして、子ども自ら興味を持ったものが危険な場所や汚い事であった場合、小さいお子さんであれば特に「やめなさい」と注意をすると思いますが、余裕があれば是非、注意を伝えることと一緒に興味を持った事は肯定してあげるようにしてあげてください。


3. 特殊的好奇心を引き出すための学習環境の工夫

特殊的好奇心を伸ばすには、子どもが好きなことを見つけ、それを追求できる環境を整えることが大切です。子どもが「もっと知りたい!」と思ったときに、その興味を支えるためのサポートを親が行うことが重要です。

  • 子どもの「好き」に気づく
     子どもがどんな遊びや本に夢中になっているかを観察してみましょう。例えば、車のおもちゃばかりで遊ぶ子には、自動車の仕組みを紹介する図鑑や動画を見せると、興味がさらに深まることがあります。

  • 深く学べる機会を提供する
     本や図鑑を通して調べる時間を設けたり、一緒に博物館やイベントに出かけることで、興味をさらに深めることができます。「もっと知りたい」という気持ちが芽生えたら、その分野に関するものを積極的に用意する。また、小学生さんや自ら考えることができる子であれば、より知りたいと思い、どうすれば「知ることができるのか」「触れることができるのか」「体験することができるのか」を自ら考えたり調べるサポートにまわってください。調べる過程までもが成長の時間になります。

  • デジタルツールの活用
     YouTubeの教育コンテンツやオンラインのワークショップなども、子どもが好きなことを自分のペースで学べる便利な手段です。ただし、デジタルの利用は使い過ぎに注意し、親子で一緒に活用する時間も大切にしましょう。


4. 好奇心が内発的動機付けを生むメカニズム

内発的動機付け」とは、外からの褒め言葉やご褒美を目的にするのではなく、「自分がやりたいからやる」という自分の心からのやる気のことを指します。

子どもが「もっと知りたい」「もっと上手になりたい」と思うとき、それは好奇心が内発的動機付けに変わった瞬間です。例えば、工作が好きな子が、自分から新しい作品を考えて作り始めたとき、その行動の原動力は自分自身の好奇心です。

内発的なやる気は、一度芽生えると自然に続いていくことが多く、子どもは誰かに言われなくても自分で学び続けるようになります。このような自発的な学びの姿勢は、大人になってからも役立つ大切な力です。


5. 子どもの好奇心を育むために親ができるサポートとは?

最後に、子どもの好奇心を育てるために親ができる具体的なサポートについて考えてみましょう。子どもの興味や挑戦を大切にしながら、成長を支える関わり方が求められます。

  • 子どもの興味に共感する
     「それ、面白いね!」「どうしてそう思ったの?」といった言葉をかけることで、子どもは自分の感じたことを大事にされていると感じます。共感的な会話は、子どもが自分の興味を伸ばすきっかけになります。

  • 挑戦する過程を褒める
     結果だけでなく、「どれだけ工夫して頑張ったか」を認めることが大切です。「うまくできたね」ではなく、「よく考えてやってみたね」と声をかけることで、子どもは挑戦そのものを楽しめるようになります。

  • 自主性を大切にする
     「これをしなさい」と決めつけるのではなく、「次は何をしてみたい?」と問いかけてみましょう。自分で考えて行動する習慣が身につくと、子どもは自分のやりたいことを見つけやすくなります。


【まとめ】

子どもの好奇心は、毎日のちょっとした出来事や経験から育ちます。拡散的好奇心と特殊的好奇心のどちらも、子どもの成長に欠かせない重要な力です。広くいろいろなものに興味を持つ体験と、好きなことをとことん追求する経験の両方を通じて、子どもは自分の世界を広げていきます。

拡散的好奇心は子どもの興味かた行動に移す瞬間(好奇心の芽)を摘まないようにしましょう。
特殊的好奇心は興味を持ってもっと知りたいと子ども自身で行動に移し、主体性を持たせましょう。

また、好奇心が育つと、子どもは内発的なやる気を持って自分から学ぶようになります。親が共感し、挑戦を応援することで、子どもの好奇心はますます育まれます。子どもが自分のペースで成長できるよう、温かく見守りながらサポートすることが大切です。

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