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「なんで?どうして?」攻撃も楽しく!好奇心を伸ばす親の対応術

こんにちは
キッズ体操教室Beesの岩本です。
今日のテーマはこちらです

子どもが「なんで空は青いの?」「どうして車は走るの?」と矢継ぎ早に質問してくるのは、「なぜなぜ期」と呼ばれる発達段階の象徴です。この時期の質問攻めは、親にとって疲れることもありますが、子どもの知的好奇心を育む絶好のチャンス!本記事では、親子の会話を楽しみながら、質問攻めに上手に対応する方法をお伝えします。


1. 「なぜなぜ期」とは?小さな探究者の誕生

「なぜなぜ期」は、3歳~5歳ごろに始まると言われ、子どもがあらゆる物事に「なんで?」と疑問を持つ時期です。例えば、空を見上げて「どうして雲が動くの?」、日常生活では「どうしてお父さんは毎日お仕事に行くの?」など、親が予想もしない質問を次々投げかけます。この探求心の背景には、子どもが世界のルールや仕組みを理解しようとする純粋な知的欲求があります。


2. まずは「どう思う?」と聞いてみよう

質問攻めに対処する際、親がいきなり正解を教えるのではなく、「○○ちゃんはどう思う?」と問い返すのが効果的です。こうすることで、子どもは自分の考えを巡らせ、自ら答えを導き出そうとします。子どもがたとえ奇想天外な答えをしても、「そうなんだ、面白いね!」と肯定的に受け止めましょう。これにより、自分の考えを尊重される喜びを感じ、考える力が育まれます。

実例:「どうして雨が降るの?」

親の対応例:「○○ちゃんはどう思う?どうして空から水が降ってくると思う?」
子ども:「雲が涙を流してるんだと思う!」
親:「なるほど、雲が泣いてるんだね。面白い考えだね!」

このように、子どもの発想を大事にする会話が、好奇心をさらに引き出すカギです。


3. 「知らない」と伝えてもOK!一緒に調べる楽しさを

すべての質問に完璧に答えようとすると、親もプレッシャーを感じてしまいます。「わからないなあ。でも一緒に調べてみようか?」と正直に伝え、子どもと一緒に図鑑やインターネットを使って答えを探すプロセスを楽しみましょう。こうした探求活動は、子どもにとって「自分で調べる力」を育てる貴重な経験になります。

親子でできる探求の楽しみ

  • 科学館に出かけて展示を見学する

  • 動物図鑑や「宇宙の不思議」などの本を一緒に読む

  • 簡単な科学実験を家で試す


4. 忙しいときの上手なかわし方

家事や仕事で忙しいときに、子どもの「なぜ?」攻撃を受けると、ついイライラしてしまうこともあります。しかし、このときこそ冷静に対応するのがポイント。「あとで一緒に考えようね」と約束をすることで、子どもは自分の質問が軽んじられていないと感じ、安心します。また、忙しさを理由に完全に拒絶せず、「今は手が離せないけど、あとでお話しようね」と伝えるだけでも効果的です。


5. 質問の背景を考える:興味の種を見つけよう

子どもの質問の裏には、彼らが関心を寄せているテーマが隠れています。たとえば、「どうして飛行機は飛べるの?」という疑問は、乗り物や空への興味を示しているかもしれません。このような場合は、飛行機や空に関する絵本を読み聞かせたり、空港に行って実際の飛行機を見せてあげたりすると、子どもの興味が一層深まります。

身近な例を使った説明が効果的

専門的な説明が難しい場合は、子どもに理解しやすい例を使って説明しましょう。たとえば、夜と昼の仕組みについて聞かれたときには、「地球がぐるっと回って、お日さまとかくれんぼしてるんだよ」と表現するのも一つの方法です。


6. 子どもの質問に対してやってはいけないこと

親が無意識のうちにしてしまう対応が、子どもの好奇心を削ぐ原因になることがあります。
以下のような対応は避けましょう。

  • 質問を拒絶する:「もう何回も言ったでしょ!」

  • 質問を軽視する:「そんなこと聞かないで」

  • 大人目線で考えすぎる:「それはね、○○の原理で…」と難しく説明しすぎる

こうした対応は、子どもが「どうせ言っても無駄」と思い、質問すること自体をやめてしまう原因になります。


7. 親自身も「なぜ?」を楽しむ姿勢を

「なぜなぜ期」はあっという間に過ぎ去ってしまいます。この貴重な時期を、親も一緒に楽しむ気持ちを持つことが大切です。大人にとっても、子どもと一緒に新しい発見をすることは、日常に彩りを添える楽しい経験です。例えば、普段は意識しないような自然現象について改めて考えることで、新しい視点が得られるかもしれません。


8. まとめ:一緒に考え、学ぶ楽しさを共有しよう

「なぜ?」と聞いてくる子どもへの対応は、親子の信頼関係を深め、好奇心を育む重要なプロセスです。即答する必要はなく、子どもと一緒に考え、調べる姿勢が何よりも大切です。また、忙しいときでも誠実に対応することで、子どもは安心し、自分の疑問に向き合う力を身につけます。

親も一緒に「なぜなぜ期」を楽しみながら、日々の小さな発見を積み重ねていきましょう。この時期に培った探求心は、子どもが成長するうえで大きな財産となるはずです。

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