大学時代の思ひ出(6年生国家試験編)

ワタクシ、今更ながら新型コロナウイルスに罹患しまして、6日間の出勤停止を食らい、時間があるもんで久々にノートを書いてみようかと思った次第であります。

今回は6年生ですね!
長かった医学部生活の最後!集大成となる6年生!
新歓や東医体、学祭や試験!これまで学生生活を彩ってくれた行事たちも最後になり、色々な思い出を最後に残せるんだろうなぁ〜…


と思ってました。
思ってましたッッ!!

しかし、皆さんご存知の通り、2019年の暮れから世界的に流行した新型コロナウイルスにより、全ての(試験以外の)行事が中止となりました。

これにより僕らの学年は意図せず前年度(学祭に関しては台風で中止になったので前前年度)の行事が最後の行事となってしまったのです。

そりゃあもうショックなんてもんじゃありませんでした!

最後の後輩になるであろう新入生を部に迎え入れることすら出来ず、東医体も学祭も楽しいことはぜーんぶ吹っ飛んで、辛い辛い試験だけが予定通り行われるだけの1年でした。

というわけで、1年間何してたのー?ってことなんですが、ひたすら試験勉強。そしてコロナにかかったら受験資格を失い留年となる慈悲もクソもない制度のため、ひたすらコロナを貰わんように自宅に引きこもってました。

あの時期は辛かった…

ただ、オンライン上や、感染対策をとった上で、同期と励まし合いながら傷を舐め合いながらメンタルを保っておりました。

そんな状態でやがて2月に控えた医師国家試験が刻一刻と迫ってくるわけですよ…

その当時の私の1日のスケジュールがこちらです!


12:00 起床
そのままベッド上で出前館を開きガストのハンバーグを注文
13:00 朝食兼昼食をYouTubeを見ながら食す
14:00 やる気が出ないのでゲームをする
17:00 外がやや暗くなってきて焦る、同期に連絡を取り進捗を確認。
18:00 悪友に誘われジムへ。2時間泳ぐ
20:00 夕食を買い悪友(同じアパート)と自室にて距離を取り、食べながらQB(国試の過去問)を解く
21:00 ビールを手に取る
22:00 QBを解き続けつつ推しの配信を見る
23:00 悪友と酒を飲みながら(私は換気扇の下、悪友はリビングと距離を取り)問題集を解き進める
0:00 悪友帰室。ちょっとほろ酔いな中discordを覗き、ネット上の友人たちとオンラインゲーム
2:30 少し夜も更けてきて、何故かやる気モードに
QBを解きながら、まとめノートを復習
5:00 眠くなったので就寝

まぁなんて健康的な生活なんでしょう(白目)
国試1か月前からはこの毎日を送ってました。

優等生な同期や他大学の学生達が、国試は朝からだから朝早く起きて同じ時間から勉強を!とか、スタバでゆったりコーヒーを飲みながら勉強して朝活!とか仲のいい同期で集まって団体戦で勝ち抜くぞ!とかやってる中で、僕のサイクルは圧倒的に終わってました。

幸いにも悪友は頭の回転が早く、色々と教えて貰えてたので何とかなりましたが、お互いに成績が悪いもの同士でこれをやってしまっていたら卒業すらできてなかったでしょう。

この勉強サイクルは人にはオススメできませんが、良かったこととしては、引きこもってたストレスが嘘かのようにストレスフリーで国試当日を迎えることができたことです。

他の真面目な同期達、成績上位で国試合格も安牌と思われるような人達でも、プレッシャーが大きかったのか、メンタル不調を起こしたり、そこから来る体調不良を起こしたり大変だったのを目にしております。
学年20位の子に落ちたらどうしようと真面目な顔で相談された時は、「あなたが落ちたら、学年78位の僕はどうなるんですか?アンタは大丈夫!絶対受かるから!俺も絶対受かるし!」と笑顔で背中を叩いたものです。(当時を振り返ってその時のことを当人に聞いたところ、自分より順位がだいぶ下なのに、なんだこの自信は…と逆にメンタル追い込んじゃったみたいです♪テヘペロ許して(はぁと))

ただ、何の準備もなく私が毎日酒を飲んで問題集をパラ見してた訳ではありません。
一応根が真面目なので、国試予備校(当時MEC使用)のメジャー科のビデオは5年のうちに見終わってましたし、マイナー科とメジャー科もう一周(当時Q-assist使用)は6年の前半で終わらせました。
さらに一応卒業試験の前は再試まで残ったため、QBを全問題2周は終わってました。

こんくらいの準備をして、落ちたらそんときはそんときだなって思えたから、毎日ゲームして酒を飲んでも自信満々で試験会場に行けたのかもしれません。

なので本当の意味で国試対策の勉強は6年生の中盤までに終わらせておくべきで、直前1、2ヶ月は知識を落とさない程度に勉強しつつ、メンタル調整に当てるのが1番だと思います。
直前に詰め込んだ知識は応用効かないことも多々ありますしね。

そうして迎えた2月、国家試験を受けたのですが、1日目の必修(1日目と2日目の平均で80%取らないと即落ち)で70%を出し、周囲に心配される度に大丈夫と言いながら震えてました。(2日目の必修で98%取れたので何とか持ち直しましたが)

自己採点をして、禁忌選択肢(3問以上この選択肢を選んでると即落ちの地雷のような制度)踏んでいなければ合格圏内であることが分かった時は、安心とともに今までの親や友達、先生への感謝が溢れ出てきて、自然と涙が……

出ませんでしたね、はい。
なぜなら自己採点はするつもりありませんでしたが、終わったストレスを解放するためホテルに戻り大量に飲酒をした挙句、友達とツイキャスをやってる最中にベロンベロンになりながら「今からニートが生まれるか医者が生まれるかの採点しまーす」と言い、自己採点したので、そんな綺麗な感情が生まれるはずもなく、毎日飲酒してても合格したったで〜ハッハーみたいなゴミクズみたいな思いしか頭にありませんでした。どうもすみません。

まぁただ、翌日自宅に帰る道中に、「終わったんだな、何もかも、あとは発表を待つのみか…」
と思ったら、今までの辛かった試験がエンドロールのように頭の中を流れて、少々エモい気持ちになりました。

ただ、そんな時間は一瞬で他の時間は二日酔いで気持ち悪いとしか思ってませんでしたが…

そんなこんなで大学時代の思ひ出と題して誰も見てくれないとは思いつつも、何とか6年分書き切りました。
もっともっと思い出も多くて、ここには書けないようなこともありましたが、ちょっとでも読んでくれる人がいたり、笑ってくれたり、参考にしてくれたらいいなと思い締めさせていただきます。

じゃ、また



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?