元々こんなに辛いものなんですか
こういう変な写真、見つけるといつも撮っちゃう。
年の瀬になると、いつもdeanのinstagramを聴きます。
新しい年を迎えることにわけもなくワクワクして、高揚感に任せて今年一年で起きたことの振り返りを忘れないようにクールタイム挟む感じです。
簡単に他人の人生の一部を覗き込める時代になった。隣の芝生は青いというけど、より青く見えるように加工できるようになったとも思う。SNSの四角い海のなかの他人と自分を比べて一喜一憂して、知れば知るほど境界線がわからなくなっていく。自分だけこんな気持ちなのだろうか。現代人の多くが一度は感じたことのあるなんとも表現し難い感情。
SNSに限ったことではなくて「自分が考える自分がどうか」より「他人と比べて自分がどうか」ばかり考えて、知らないうちに自分を追い詰めて生きづらさを作り出してしまうことはあらゆる場面においてよくある。
いつのまにかその状態が定着して、自分が追いかけているのは何なのか、終着点は本当に自分の理想なのかを考えてみたら、他人との間に感じた劣等感を追いかけているだけで同じところをぐるぐる回っていることにふと気付くような瞬間。わたし一人がぽつんとどこかに取り残されたような瞬間。
원래 이리도 힘든가요
”元々こんなに辛いものなんですか”
曲中このたった一節に、なんだかすごく救われた気持ちになったのをよく覚えています。自分だけじゃないんだなって。
instagramが発表された2017年の年末、deanがインスタに投稿した文章がとても好きなので一部抜粋します。
前もなんかのときに書いた気がするけど、人の悲しみを救ってくれる曲って、明るい前向きな言葉ばかり並べたようなアクティブバカソング(言い方)だったり、逆に心の闇をダイレクトに表したりというような極端なものではなくて、誰に話しかけてるのかわからないなんとなくぼんやりしてる曲が一番ピッタリだったりするよなぁと思う。誰かがそっと呟いた独り言みたいな。
数年も韓国語から離れていると、投稿のハングルがパッと見でスッと頭に入ってこなくなりました…
語学勉強は好きなので隙間時間でやり続けたいな〜とは思ってるのですが、やらなきゃいけないことに追われてばかりやらない言い訳が上手くなって、大人になるって難しいね。
今年はどんな一年だったかな。もう誰にも必要とされたくなくて空気のように生きたいと思って上京してきたけど、たった一人のためなら、人生の暗い面ばかり見て俯いていたわたしでも、もう一回くらいは精一杯生きていけるかもと思った。
なにはともあれ今年も一年お疲れさまでした、来年もやさしく、柔らかく生きていこうねという気持ちを自分に贈りたい。