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キャンドル作りの材料 ーワックスー

こんにちは、キャンドルアーティストのミツカです。横浜でキャンドル教室をやっています。キャンドル作りのときに最低限ここだけは押さえてほしい点をnoteに書いていきます。

一般的にキャンドルはワックスキャンドル芯で出来ています。

ワックスは凝固した油のようなもので、熱で溶けることで液体になり、キャンドル芯がその液体を毛細管現象で吸いあげながら燃え続けるようになっています。
ワックスにはいろいろな種類があって、パラフィンワックス大豆ワックス蜜蝋ゼリーワックスなどがあります。初心者はまずはこれら4つがあるんだ、と思ってもらえれば大体把握できるとおもいます。それらに様々な効果を狙って添加剤を加えてキャンドルを作ったりもします。4つ以外にもたくさんの種類のワックスがありますが、いきなり覚えることが増えすぎるので、4つのワックスで作れないことがあったときにその都度覚えていくようにしていくのでいいと思います。日本のキャンドルで最も多く使われているのはパラフィンワックスです。誕生日ケーキについてくるキャンドルや仏壇のろうそくにはパラフィンが必ず使われているはずです。

私は主に大豆ワックスや蜜蝋といった天然ワックスでキャンドルを作っています。ちなみにパラフィンワックスは石油、ゼリーワックスは液化パラフィン、つまり石油で出来ています。石油だから悪い、天然由来だから良い、ということはないと思ってます。
私が天然ワックスを使っているのは、キャンドルを作り始めた時に、どのワックスを使ってキャンドルを作ろうか考えた時に、まずは天然ワックスから始めてみよう、と思って使い始めたら、奥が深くてパラフィンワックスまで手が回っていない、というのが理由です。考えてみたら大した理由ではないですね。

1,大豆ワックス(ソイワックス)
大豆からできている植物性のワックスです。大豆ワックスのキャンドルはパラフィンワックスと比べると煤(すす)が出にくいので空気が汚れにくい点があります。
色付けしていない場合の色はパラフィンワックスに比べるとクリーム色・白色です。下の動画では大豆ワックスでキャンドルを作っています。白い大豆ワックスに顔料で色を付けて使っています。パラフィンワックスと比べると脆さ(もろさ)があるので扱うのに難しい点もあります。


2,蜜蝋(ビーズワックス)
ミツバチの巣から蜂蜜を採集して残ったものが蜜蝋です。独特な甘い香りがあります。蜂が花の蜜を集めるときの花粉の色によってワックスの色が違います。生き物(蜂)が作っているので当然ですね。色が違うのは不便な点もありますが面白い点でもあります。私がキャンドルを作り始めた時、蜜蝋でキャンドルを作っていました。生き物が作っているワックスっていうのは大変に奥が深いので、今でも勉強中です。
下の動画では蜜蝋を使ってアイスクリームキャンドルを作っています。ワックスに柔軟性・粘りがある特徴があります。


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