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昔ばなし大学のこと①

2015年に入学したのに、
途中で挫折してしまった
昔ばなし大学。時を経て、
当時のノートや本を
読み返している。
教えていただいた
ことの重みや深みを
再認識したので
ここnoteに記録を
残しておくことにする。

☆2015年のブログより☆

本日、晴れて入学しました
「昔ばなし大学」へ。

大袈裟に言っているが、
どんな人も受講できる講座だ。

英語教室を立ち上げることを
決めた時期に、かつての
講師仲間が、
「こういうのがありますよ」
と教えてくれたのが、
この昔ばなし大学。

グリム童話や、口承伝承による
昔ばなしの研究で知られている
小澤俊夫先生が、
「昔ばなし」の面白さや、
口伝えで語られるお話の意味に
ついて、丁寧に講義して下さった。

あまりの奥深さと面白さに、
久々に前のめりになって
没頭して聞き入ってしまった。

小澤先生曰く、
この大学で学ぶことの趣旨は、

昔ばなし本や絵本の善し悪しを
見極める耳と目を養うこと。

語り終わったら消えてしまう
ものである口伝えのお話しを、
伝承文化財として次世代に残し
ていくこと。

これからじっくり学んでいき、
理解し、自分の中で学ぶほぐす
ことができたら、
英語教室に関わるみなさんに
お届けしていきたいなと思った。

今日の講義で印象に残った
言葉の中から一つ。

「子どもは、もう知っているものと
又、出会いたがっている」

子どもの成長とは、
未知の世界に出会い続けること。
そのプロセスで感じる不安な思いを、
自分が慣れ親しんだものに触れる
ことで、安心し、自分を確認し、
そして前に進んでいく。

だから、子どもは同じ本を
繰り返し読む。
同じ歌を繰り返し聴く。歌う。

その繰り返しを、決して
大人が止めないこと。
とことん読んだらいい。
歌ったらいい。

それが「子どもの魂の安定した成長」
につながるとのこと。
子どもの知的成長にばかり
着目しないこと。
あわてないこと。

2022年、追記分
※未知への好奇心=魂をかりたてるもの。
もう知っているものと再会する喜び=
魂を鎮めるもの。
子どもは両方求めている。

含蓄ある言葉にたくさん触れ、
私も、この魂を成長させたいと
思っている。


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