子どもの「~したい!」大切にしてくれた先生。
私の小学校6年生の時の話。
「先生!ドラマ撮影したい!」と、
放課後、廊下を歩いていた担任の先生に伝えたところ、
「ハイハイ!いいよ~。」あっさりOKでした。
当時、『金田一少年の事件簿』というドラマがめちゃくちゃ流行ってて、
わたしたちもドラマ作りたいねーって仲良しの友だちグループで盛り上がったんです。で次の日先生に提案したら即採用w
脚本なんて存在知らないので、ビデオに録画したドラマのセリフを文字起こし。ちょっとだけアレンジして(ほぼ内容そのままな)台本をつくりました。ごっこ遊びの延長みたいな感じです。
学活の時間を使って撮影したのな?記憶があやふやですが、
授業の時間で配役を決めたり、撮影したりしました。
先生のビデオカメラを借りて、シーンの順番通りに取っていく。
今みたいに動画編集がサクッとできる時代ではなかったので、ただただ順番に撮影。
出来上がったドラマをみんなで鑑賞しました。
もちろん、ドラマとは程遠い仕上がりではありましたが、
みんな自分が映っている姿を見て、あーだこーだ言いながら、楽しんでいたと思います。間違いなくわたしは楽しかったです。
ドラマ撮影をすることで成績が上がるわけでも、表彰されるわけでもない。
ただそれがやってみたかっただけ。
この気持ちってとても貴重で大切にしたいものです。
子どもの頃って、損得関係なく自分がしたいからするっていうシンプルな動機で動いていると思います。
大人になるとその動機が複雑になったりする。
自分の気持ちにシンプルに従ってみる。
簡単なようで、できてなかったりしますね。
子どもができたらちゃんと聴いてあげたいな。
ドラマ撮影にOKを出してくれた先生の懐の深さに感謝です。
今さらながらありがとうございました。