育休と育業という言葉の違和感
育休から育業へ転換は、正直なところ難しいのではと思っています。
育休の浸透度の高さというよりも、育業への違和感を持つ人が多そうかなと。
東京都が、『育業』という言葉の浸透を推進している背景はこちら。
育業に対する考えや意図は賛成していますので、背景も合わせて広まると良いなと思いました。
実際に取得してみて、言葉について感じたことをまとめました。
育休に違和感を思い始めたきっかけ
育休中、育休(育児休業)に“休む”という文字が使われていることに違和感を持つようになりました。
育児をするために仕事を休むということですが、その考えだと仕事が中心にあるように感じてきたからです。
親となって子どもの人生について考えるようになったからかもしれません。
周りと育休取得の話になると、
「そんなに休み取れて良いですね」
「ゆっくり休んでください!」
など、仕事を休むというイメージが、強いかなと思います。
育休取得する自分の認識よりも、取得していない周りの認識の方が重要かなと思います。
男性育休取得率の現状はあくまで平均
男性の育児取得率は令和4年17.3%、令和5年で46.2%ですが、私の周りはほとんどいません。1日でもカウントされているかなと思います。
取得日数も平均46.5日ですが、1、2年取得している人が平均値を押し上げてたりしているのではないだろうかと思いました。
※数値参照 厚生労働省
育休取れることは別に素敵な事ではない
まだまだ男性育児休業の取得は業種や職種、会社の状況による差は大きいと思います。
女性で取ることは普通ですが、男性が長く取ることはまだ珍しいと言われます。
「長く育休取れる会社なんて素敵ですね」と言われて、始めは嬉しかったのですが、良く考えれば別に素敵とかではないよなぁと思うようになりました。
心の中では、取りにくい中で自分はしっかり取ることができたという慢心があったかもしれません。
そう思っていたことが情けなくなり、育休という言葉が違和感に変わっていきました。
育業という言葉について思うこと
育業の言葉は、育休に違和感を持ち始め、考えを整理するために、noteをまとめようとしてた時に出会いました。
育児を『業』と捉えるのは無理がある?
『業』と聞くと、業務や就業など仕事に関する言葉を連想します。
実際に調べて見ると、一番目に仕事が来ますね。
育児を仕事とは捉えたくない気持ち
育児を仕事として取り組むのは少し抵抗があります。
この部分がやはり難しいなのかなと思います。仕事がもつ言葉の意味は、
仕事というと、成果を求めたりしますが、育児には全く必要ないですし、成果を求めるなんてもっての他だと思います。
まとめ
子育ては尊いので、個人での認識よりも、周りや社会全体の認識が変わることを広まっていくと良いなと思います。
その認識が広まるのであれば、育休でも良いかなと思いますが、言葉が持つ力は大きいので、正しく背景や意図が伝わって欲しいものです。