東京の空
忘れるために生きているのかもしれないと思う時がある。その反面大切だった感情すら忘れてしまうのなら、何のために生きているのかよく分からなくなる。あんなに好きな秋の匂いを嗅いだ時の胸の高鳴りを上手く思い出せないのが一過性のものであって欲しい。大切だった記憶や忘れた事すら忘れてしまった事を思い出すきっかけとして、私は音楽を聴いてるのかも。
望んで手にした筈の孤独に押し潰されそうな夜が増えた。孤独に押し潰されるって表現が既におかしいな。孤独って暗さや重みを持つものじゃ無く、もっと軽くて何処にでもいけるたんぽぽの綿毛みたいな物を想像していた。
誰の事も好きになりきれなくて悩んでいたし、誰かが好きと言ってくれる自分の側面がそもそも好きじゃないと思っていたけれど、その人を好きじゃない事に対する後付けの理由なのか、その人を好きじゃない私で居続けるための言い訳なのかが分からない。ここ数年自分の気持ちを無視して従い続けなかったから、自分の気持ちがよく分からない。
ひとつ言えるのは月曜日から残業して疲れきった頭じゃなにも考えるべきでは無いと言う事。じゃあ平日とは?日々の意味とは?
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