子宮筋腫手術のキロク⑦生まれて初めての手術
2021年3月に子宮筋腫と卵巣嚢腫の開腹手術を受けました。
初めての手術。忘れないうちに書き留めておこうと思います。
見出し画像はうちのねこ。
手術前準備。点滴で入院を後悔。
2021年3月24日11:45から手術予定。私は2番目だ。
朝8時45分までは水分のみOK。昨日もらったOS-1をちびちび飲んで空腹を紛らわしていた。
8時頃、おちょやん見てる時に点滴針を入れに先生がやってきた。
点滴は採血とは違い血管が見えにくい腕に刺す。血管探してる。嫌な予感。
左腕に注射針を指し、ぐいぐいぐいぐい…痛い。
痛いことを伝えると今度は右上に指して、ぐいぐいぐいぐい…痛い。無理!
注射が大の苦手なのに加えて血管を探られる痛み。気持ち悪い。
もう一回左腕いきます!と言われたけど、無理です。とお断り。
その後しばらく腕を温めて、別の先生がサクッと点滴針入れてくれた。
神様があらわれた。さっきの痛みはなに?というくらいの速さ。
その先生曰く、私の血管が深いところにあり少々トリッキーらしい。
トリッキーな血管、まじかんべん。
その後は初めての浣腸。お尻の穴に入れられるのはなんとも気持ち悪い。
入れてから5分待ってね!と言われるが待てません。ギリギリまで待ったけど漏らす!と思ってすぐトイレへ。
※後日、浣腸後はトイレの中で我慢するのがよいとコツを聞いた。もっと早く聞きたかった。
11時頃、病院からレンタルした浴衣みたいな手術着と弾性ストッキングを履いて待つ。予定時間になっても呼ばれない。
待つのもなんとなくしんどい。ドキドキしながら待っていた。
弾性ストッキングは持ち帰りました。足がむくんだ時に使う予定。
いよいよ手術
12:15頃看護婦さんに呼ばれる。恋人に慌ててLINE。
その後、待合室にいた両親と合流して手術室へ歩いて向かう。
なんともいえない雰囲気。
手術室の前でバイバイしたけど、両親の心配そうな顔が忘れられない。
心配かけて申し訳ないと思う。
手術室に入ってすぐに受付。どちらの卵巣を手術するか聞かれてパッと思い出せず慌てる。手術の内容を間違えてないように本人に確認するらしい。
受付のあと、いよいよ手術室へ。
ベッドせまっ!!!King Gnuかかってる!!
って考えてる間もなくベッドに乗せられ、いろんな機械を体に付けられる。
ここで急に手術することが現実に感じ、怖くなってしまった。
すぐに硬膜外麻酔の処置に進む。背中に管を入れ麻酔薬を継続して注入することで、術後の痛みを和らげる役割をしてくれるらしい。
背中に注射で麻酔するため、狭いベッドで横向きに丸まる必要がある。
注射こわい、ベッドせまい、手術こわい。不安でたまらない。
不安を察して麻酔科の先生、看護婦さんみんな優しくしてくれた。
声掛けしてくれたおかげで、不安で押し潰れされそうな気持ちが和らいだ。
硬膜外麻酔は痛いといえば痛い。
ぐぐぐっと背中に針が入る痛み。その後、管を通すいやーな痛み。
けど朝に受けた点滴失敗のほうが痛かった。
処置が終わったあと、体勢を仰向きに戻していよいよ全身麻酔。
酸素マスクを付けられ、「麻酔が入りますよー」と先生の声。
その後、一瞬、目の前がぐにゃっと歪む。その後の記憶はない。
夢見てた!手術は終わってた
夢を見ていた。夢の中で私の名前を呼ぶ声がする。
目が覚めて「あ、手術だった!うっかり寝てた!」と思い、
「すみません、夢見てました」と看護婦さんに言った。
言いながら、手術が終わったことに気づいた。
手術室を出ると両親がいた。父の心配そうな顔をぼんやり見た。
病室に向かう間、父はまるで赤ちゃんに触るように、恐る恐る私の手に触れていた。
一方私は歯をガチガチ言わせて震えていた。あれはなんだったのだろう。
私の体には酸素マスク・心電図・点滴・硬膜外麻酔・尿道カテーテル・フットポンプに固められ身動きが取れない状態。
個室でふかふかのお布団にくるまれてひたすら寝ていた記憶。
身動きが取れないことがとにかくしんどかった。
背中、腰、お尻がとにかく痛い。痛いけど動くのも痛い&管が邪魔。
傷の痛みより動けないことによる体の痛みの方が辛かった。
消灯直前にようやくスマホに手を伸ばせるくらいになった。
よく見ると60件以上のLINEが。すべて心配した恋人からであった。
心配かけてごめんと思う一方で、心配してくれたことがうれしかった。
硬膜外麻酔で吐き気!?
硬膜外麻酔は、痛みが強い時に自分で薬を追加することができる。
看護婦さんが使い方を教えてくれた時にちょうど痛みがあり、そのまま薬を追加してくれた。
薬を追加後しばらくして、なんとなく気持ちが悪い…なんでだろう。
吐くのは嫌なので、吐き気止めの点滴を追加してもらうことに。
どうやら私は硬膜外麻酔が体に合わないらしい。薬を追加したのはこの時1回だけ。
今後手術する時のために硬膜外麻酔で気分が悪くなることを忘れないようにしておこう。
手術した日はそこまで傷の痛みに悩むことはなくひたすら寝ていた。
辛かったのは次の日である。
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