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2025/1/25 ワイルド・グレイ舞台

ワイルドグレイ

とりあえず、一時品切れだった推しのアクリルカードは買えた。
前半はネタバレなし、推しを讃えてるだけ。
後半は内容に触れてます。




お、推しの顔が良〜!!!
今までは私が勝手に「推しの顔が良〜!」って言ってるだけの不審者だったけど、今回の舞台は『まるでアルフレッド・ダグラスのような青年』つまり美少年役。
躊躇わずに言える。

推しの!顔が!良〜!!!!!

本当にサロメすごかった。美しすぎて一生見てられる。見てられると思ってました。
今回なんと通路挟んで最前で、一度だけ目の前に推しが来たんだけど、逆に近すぎて顔見れなかった。
緊張した。
と言うか近づいてきた時、半分ぐらいまで来たところから数秒の記憶がない。
気がついたら通り過ぎてた。
堀が深い。白い服が似合う。霧の中で怯える顔も、安心した顔も、すべてが脳裏から離れない。

演技力もアルバスやってた2年間より、また上がったよね。

と言うか、歌!推しが!歌!!!
推しの歌声は、DNAに素早く届き、まだガンには効かないけどその内効くようになる。
歌い出すたびに、なぜか私の方が謎の緊張。そして大きな喜びと感動。
毎回言ってる気がするけど、福山康平くんを知れたことは、私の人生で最高の喜びです。
あ〜そうよね、調子に乗るとヤンチャな顔するよね素敵〜。
泣き叫ぶ顔すら美しいよね、これは出会ったら堕落しちゃうわ〜。
呪いの子の時も思ったけど、康平くんの、愛を伝える時の言い方が本当に好き。愛に重みを感じる。












ここからネタバレ














先にラストの話から入るけど、まじ最後のセリフの解釈難しすぎない!?
捉え方によると思うけど、康平くんが何を思いながらあの言葉を口にしたのか知りたすぎる。
初めまして人の解釈としては、「最も邪悪な魔力です」は、オスカーはボジーにとってのヘンリーであったことの示唆ではないかと思う。この舞台においては。
死して神となったワイルドを、ヘンリーたらしめるためのセリフ。
ドリアン・グレイは肖像に刃を突き立て死ぬ。
でも、ボジーの自殺は止められた。生きながらえて、堕落し切ったドリアン・グレイの生き続ける未来を続けるためにも、ボジーはワイルドについて否定せざるを得なかった。
そして2人にしか理解できないヘンリーとドリアンの関係として、あのセリフが出たのかと。
これ自分に都合のいい解釈かなぁ?

サロメ!!サロメやばくない??
終わってからサロメしか言ってないけど。
赤いライトの中で優美に踊る康平くんが、あまりにも美くしすぎる。表情がさ〜誘惑してるあの挑発的な顔がさ〜。リードされているようでいて、自分から引っ張りにいってるようなあの感じがさ〜好きなんじゃ良〜。
康平くんまた別作品でも踊ってくれないかな?

一回しか見てないので、記憶がボロボロ抜け落ちてる。大変。


話がいろんなところに飛ぶけど、話ながらステッキで遊んで、ステッキを銃に見立ててぶっ放してるところ大好き。調子に乗ってて可愛い。
あと癇癪起こす時の康平くんの顔も声も大好き〜。
「ドリアンも生きたかったはず」で気がついたんだけど、人生最悪でも生に執着するキャラクターが私は大好きなんです。
ダグラスも生きたいと思いながら、すぐに自死を選んでしまいそうな危うさがとても良かったですね……となりのオスカー・ワイルド先生もそうだ!そうだ!と言っています。

この話、オスカー・ワイルドが堕落したのは絶対ダグラスのせいなんだけど、オスカーもまたダグラスを利用したのかな?ヘンリーとドリアンと同じように、互いに利用し合う関係だったのかな?
これは悲劇だけど、その人生の悲劇の舞台に最後まで立つことを望んだのはワイルドだしもんなー。ダグラスが直接何かしたって言うより、ダグラスに出会ってしまったから、堕落破滅を望むようになってしまったと言うか。
とっても「運命」を感じる最高の作品でしたね。私にとっての「運命」とは、選択肢の積み重ね。ふと振り返った時、己の選択が積み重なってできた道。出会うこと、惹かれた会うこと、堕落することを選んだんだよ〜この2人はさ〜!ロス辛いよね〜!

オスカー・ワイルドが花束拾ってダグラスに渡すところ、とても気品があって良かったですね……めちゃくちゃ見入ってしまった。あれ、以前花を投げ捨てたワイルドに「胸に花を刺せば〜」って言ってたところとリンクするのかと思ってたけど、あれ実は普段は花束落とさないって本当ですか?

結果ワイルドは、ダグラスの美しさに堕落させられた側だったし、どうしようもないぐらいの悲劇だったけど、最後に蝋燭を消したワイルドは自分で幕引きできたってことだよね?最後まで役者として人生の舞台に立ち続けられたんだよね。
ワイルドの歌めちゃくちゃ良かったし、ワイルドの愛の強さがね〜ずっと心に響いてね〜、だからこそロスの立場が辛くなる。

ロスはワイルドが堕落していく人生を良しとしないだろうけど、2人で続けていく明日を望んでただろうからさ。
ワイルドの心をダグラスが簡単に盗んじゃったのが悔しいし、その上何もかもぶち壊したのは許せないだろうな。

廣瀬オスカー本当に優美だった。どこか掴めないところもある感じが最高。マントの翻し方一つで観客を引き込むのすごい。

平間さんのロス〜かわいい〜。笑った顔が本当にかわいい〜でもストーリー上可哀想!!!
ロスはさ〜ずって頑張ってたじゃんか〜頑張ってても報われないのが人生だよな。
人を愛するって難しいね。
ロスにとってワイルドは太陽だったのに、その太陽を引きずり降ろされてしまった。しかもワイルド自らそう望むように仕向けられた。それでもワイルドの隣に最後までいるロス健気すぎる。

最後に、生演奏まじ良かった。3人舞台なんだけど、演奏あっての舞台で、演奏者も舞台上にいるから、彼らもまた役者だなと思った。すごい良い。



呪いの子で舞台見るようになった初心者だから、まだ感想が拙い!
思い出したら追記する!

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