東村山市議会の議会報告会は必要なのか?
2023/11/19 東村山市議会報告会に参加してきました。
東村山市議会ウォッチーとして、その時の様子と感想をレポートしたいと思います。
議会報告会のプログラム内容の流れ
小町議長の挨拶
議員紹介
9月定例議会報告
質疑応答
一般会計決算についての各会派の討論
グループに分かれて意見交換会
渡辺副議長の挨拶
まず、議会報告会の会場である会議室に入ると、オンラインに顔が映りこむことの可否を聞かれて、島ごとに空いている席に自由に座ることができます。
実はここがポイントで、島ごとで担当委員会で分かれており、担当の議員さんが側についてくれます。
自分の場合は、生活文教委員会の島だったので、側に下沢議員と石橋議員が付いておりました。
周りの様子を見ると、リアル参加していた人は30人程度で、60歳以上の人が7割ぐらいで、それ以下の人が3割程度だった気がします。
議員さんに軽く自己紹介しながら雑談しつつ、プログラムは開始し、その後は議長の挨拶に始まり、各議員さんが手話を交えて、自己紹介していきます。
9月の定例内容を一通り説明した後には、参加者との質疑応答し
各会派からの2分間で決算内容について認定・不認定の意見を述べる流れとなりました。
小休憩中が間に挟み、希望があれば島を移動し、
各委員会の全議員さんと参加者とのグループで30分間の意見交換会し、
最後は渡辺副議長の閉幕の挨拶で終わり、全体で1時間半ぐらいの内容でした。
感想(対面の影響力・リアルの影響力)
家に帰ってきて、考えてみましたが、この議会報告会は何のためにあるのだろうかと。
各議員さんたちは支持者・超党派または個別に議会報告会をしており、今回の市議会としての議会報告会のリアル参加は30人でした。
過去に超党派(野党系)の議会報告会に参加したことがありましたが、もっと参加人数が居た気がします。
日程的に各議員の報告会の後にこの議会報告会は開催しているので、
各議員さんがやっている報告会に参加済みの人は
内容も被っておりわざわざ2回も来る必要がないと思う人も多いのかなと思っています。
そうであれば、どんな人が参加しているのか。
1,支持者以外、市政に興味がある人
2,2回も参加したい熱烈支持者
3,議員へモノ申したい人
質疑応答やグループに分かれて意見交換会での話を聞いていると、「議員へモノ申したい人」が比率が高い気がします。
議会報告会は市民が市政に積極的に参加し、意見や提案を述べる場であれば正しい気がしますが、私のような「支持者以外、市政に興味がある人」にカテゴリーされる人にとっては一方的に批判的な口調でモノ申す意見を聞かされるのは少ししんどいです。
それに市政の知識も年齢もバラバラだと、グループに分かれて意見交換会も嚙み合わずに終わってしまってしまう気がします。
では、東村山市議会としての議会報告会は意味が無いとのかと言えば、そうではないと言うのが自分の結論です。
議員さんが対面で支持者でもない市民に向き合う機会は選挙以外はなく、
議会報告会の対面の会話では、表情、ジェスチャー、視線などでSNSの言葉だけでは伝えきれない情報や感情が効果的に伝わります。
私が9月定例議会報告の内容を知っているのに、議会報告会に行くのは、
音楽で言えば、家でCDやyoutubeで見聞きしているのに、
ライブに行きたくなる心境でしょうか。
市議会としての議会報告会は、議員さんとは「遠い」存在ではなく、身近に市民の困りごとに相談できる人と再認識する場として、心理的距離感を縮める場としてこれからも活用して欲しいと思っています。
もしかしたら、議会報告会をきっかけに「推し」の議員さん以外に素敵な議員に発見する機会になるかもしません。
それに議員さんにとっても、無党派が支持者になってくれる人がいるかもしれませんし、WIN-WINですね。
少なからず、自分は今日の議会報告会を通して、政党問わず、もっと東村山市議員さんのこと応援したくなりました。
もっと素敵な東村山市をめざして。
それでは。