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第88番札所 大窪寺
久しぶりの投稿ですが、今年3月に88番に無事行くことができました。
それまでの行程は、いつか時間にもだと余裕ができた時に記載したいと思っています。
どうしても今年2023年の5月までには88番に行って、その後高野山奥之院に行くためにはと、寝台特急に乗り、朝から81番から88番までレンタカーで回るしかなかった。
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ほぼ1日雨で途中霧で視野が狭い中、移動してようやく最後の札所88番に着いたのは15時前。
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ようやくここまで来た。でも思いの外、気持ちは静か。ゆっくりと般若心経を唱え、感謝を伝えました。
そして境内を回ってから納経所で記帳していただき、結願の証書をいただきました。
その際に、金剛杖を納めたほうが良いのかお聞きしたところ、できればお持ち帰って、ご自身が亡くなった時に納棺に納めてもらうというのもありですよ。
納めて帰るのがやり方なのかと思っていた。実際、金剛杖が収められた綺麗なお堂もあった。でもその方のお話をお聞きして、持ち帰ることにした。
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また、今回の旅では多くの海外の方にお会いしました。コロナが落ち着き、歩きながら回っている姿を拝見するたびに、いま、歩き遍路をしている人は15%にも満たない中、彼らは本当に日本のことを知りたい、体験したいと思っているんだなと思うと嬉しくなった。
87番でお会いしたお二人の方はスイスから1ヶ月半くらい前からスタートしたと。
88番の大窪寺でお会いした男性はドイツ人で空海に憧れて回っていると。
写真を撮ってあげたりした後、これからどこへ行くのか聞くと、高野山に行くといっていた。この後、すぐ?と聞くと明日にはと。
私は6月末までなんとか2日間の時間を捻出して必ず行くと、違って大窪寺を後にした。
この遍路を始めて約2年半、始めた理由は亡くなった主人への贖罪と自分を見つめ直すためだった。
その思いが湧き上がって、涙が出てきた。達成感とかというより、疲れと終わったという安心感だった。
当初の計画ではずっと歩き倒すつもりが、身体の状態と時間的に無理があったため、29番からレンタカーに切り替えたが、コロナ禍ということがこの時間を作ることができた。コロナ禍ぎおさまりつつある中、高野山へ行く時間すら作ることに頭を抱えている。
今年は弘法大師生誕1250年。
そのイベントが6月頃までとのことなのでなんとか時間を作っていきたいと思う。