秘宝型レジギガスのススメ
今回はスペースジャグラー、タイムゲイザーで登場した『レジギガスデッキ』の考えの一端を吐き出そうと思います。
レジギガスというデッキが持つ問題点
レジギガスが持つ『古代の英知』をどれだけ早く安定して使えるかがこのデッキの鍵になります。
『古代の英知』を宣言する為には盤面に6色 +トラッシュに使いたい技のエネルギーを用意する必要があり、且つシステムポケモンを採用出来ないというデメリットも抱えておりとてもハードルが高いです。
・盤面にレジ6種類を揃える
ゲーム中最大5回攻撃をされるので最初の5体と合わせるとゲーム中最大10体用意する事になる。
また、盤面を5回復旧する手段が必要になる。
・技を使う為のエネルギーをトラッシュに貯める
オーロラエネルギー以外の特殊エネは無色になってしまう為、レジギガス以外のポケモンが技を使うのが難しい。直接落とす手段が《バーネット博士》なのはピーキー過ぎて安定性とは程遠くなる。
安定性の追求とプレイングの簡略化を目指す
常時盤面に6色揃える為の各リソース管理が重要になってくる。
・各レジの残り枚数
・リソース回復札、ボールの枚数
・ドローで引ける確率の計算
・盤面のダメージ計算 etc…
と考える事が非常に多いです。
ゲーム中デッキの中にあるポケモン、グッズの枚数を勘違いしていたりすると一気にプランが破綻し負けに繋がる事もあり、プレイングミスを減らす方法を構築段階から考える事にしました。
そして特定のポケモンをメインアタッカーに絞る事で安定感を獲得すると共に構築、プレイングをシンプルにする事が出来ました。
デッキ解説
基本戦略
各ボール類で手札を消費しながら竜の秘宝で手札を補充し、レジドラゴを中心に2回攻撃をしてサイドを進めるのが基本になります。対面や手札次第で弱点を突いてワンパンする事もあります。
各カードの採用理由
《レジドラゴ》4枚
このデッキのメインアタッカーになります。
メインとして採用した理由は以下の4点です。
・バトル場にいるとドローが出来る
・160の中打点
・無色炎草で技が使える
・嵐の山脈に対応している
バトル場で、消費された手札の補充をしそのまま後ろに下げずアタッカーとして使えるのがスマートです。
倒された後スタジアム《嵐の山脈》による継戦能力の高さ、無色と炎草の2色だけで使える技の準備のし易さ、各レジの中で単体として1番扱い易いのがこのカードだと思います。
枚数に関しては《ふつうのつりざお》の温存が出来、少しでもスタートする確率を上げ且つデッキの中心になっているポケモンなので4枚の採用が理にかなっていると思います。
《レジギガス》2枚
このデッキのメインエンジンになるカードです。アタッカーとしての役割はゲーム中1回程になるので倒されてから釣竿を挟まずサーチする為に2枚の採用にしています。手貼り権に余裕がある時はレジギガスにエネルギーを貼りましょう。
《レジエレキ》2枚
《嵐の山脈》のリクルートに対応している準アタッカー ドラゴの160と合わせて280のVstarを見る事が出来ます。盤面のダメージ調整に使えたりと便利なので3枚目を入れたいのですが枠の都合上2枚になっています。
《レジアイス》《レジロック》《レジスチル》各1枚
現在環境で見る殆どの構築では2枚採用が多いと思います。対戦中トラッシュにアイスロックスチルのどれか1枚が見えてしまうと、ボスを使われ落ちているレジと同じレジを取られてしまう展開が多くその場合、釣竿とサーチ札を使い盤面の復旧に当てなければならないターンが生まれてしまいます。
根拠の無いボスでベンチにいるアイスロックスチルを狙ってくる事は殆どありません。各1枚の採用は認知度が低いので初見殺しにはなりますがサイド、リソース管理のし易さと合わせて1枚採用が負担が1番少なく済む枚数だと思っています。
《クイックボール》《ハイパーボール》各4枚
カード引く方法とエネルギーをトラッシュする方法が兼ねてるのは微妙だと感じました。なのでドローサポートで引いた後にエネルギーをトラッシュする手段としてレジをサーチ出来るこの2種類を4:4での採用にしました。ボールが多い事でレジの用意も安定します。
また、ボールを使い手札を消費する事で竜の秘宝のドロー枚数が増えます。
《ヒスイのヘビーボール》2枚
アイスロックスチルの1枚採用を肯定するカードになります。このカードとレジが同時にサイドに落ちてしまうとゲームが終わってしまうのでサイド落ちケアで2枚採用にしています。
《ふつうのつりざお》3枚
このデッキ唯一のリソース回復札です。
アタッカーとして運用した《レジエレキ》《レジギガス》を主に回収するのが役割となります。
《ふうせん》2枚
ギガスエレキ以外のレジには手貼りのみで逃げれる様になり、メインアタッカーの《レジドラゴ》が倒された場合次の《レジドラゴ》をバトル場に出す為に《レジエレキ》に付けておく事で毎ターン入れ替え札を用意しなくて済みプレイの簡略化をしてくれる1枚。
エレキ風船システムはとても強くて便利です。
《こだわりベルト》2枚
各対面での打点調整になります。
弱点を突く展開になった場合サイドレースを一気に4枚引き離す為に2枚採用しています。
取り敢えずの付け先はドラゴ、ギガス、エレキ、アイスに付ける事が多いです。
《回収ネット》2枚
入れ替え札兼このデッキで数少ない上振れ要素にもなります。《レジギガス》を手札に戻す事で1ターンにアタッカーを2体用意する事が可能になります。稀に《やまびこホーン》で盤面をロックされる事が起こりうるので慎重に使いましょう。
《エネルギー転送》3枚
《レジドラゴ》《レジエレキ》が安定して技を撃てる様になるカードです。オーロラエネルギー4枚+各色の2枚+転送3枚の合計9枚まで量増しする事が出来ました。
《ポケモンキャッチャー》2枚
この枠は元々《ボスの司令》でしたがデッキを回す事にサポート権を割いてしまう事が多く中々使うタイミングがなかったのでキャッチャーに変更しました。
ドローサポートの枚数はトラッシュするサポートが多い事から手札で重なった際、選択肢を増やす為にばらつきを持たせています。
《ピオニー》4枚
ドローだけでは不確定な為。このデッキのプランの再現性を上げてくれるカードになります。
ピンポイントで欲しいカードや次ターンに使うサポートの予約などサーチ先は多岐に渡り。メインアタッカー《レジドラゴ》の『竜の秘宝』とも相性が良くさながら《ブルーの探索》の様な使い方が出来ます。
《博士の研究》3枚
《マリィ》《シロナの覇気》《シバ》各1枚
《ボスの司令》1枚
相手の手負を確実に落としたい時《ポケモンキャッチャー》だけでは不安な為1枚採用しています。
《嵐の山脈》3枚
《レジドラゴ》《レジエレキ》をリクルートする事が出来るカード。アタッカーの《レジドラゴ》が倒された返しに盤面に残っていればボールを使わず盤面を復旧させる事が出来ます。
《オーロラエネルギー》4枚
各色レジの技を使う為に4枚採用しています。サーチ手段が無いので色の枚数は転送基本エネでカバーします。
《キャプチャーエネルギー》3枚
手貼り権を難しくするカードです。今回の場合はボールを優先したので枠の都合上3枚になっています。
《基本炎エネルギー》《基本草エネルギー》各1枚
ここは2枚同時に引いた時に同じ色だと寒いので分散させています。
《基本雷エネルギー》2枚
《レジエレキ》で技を使いやすくさせる為に採用させています。
総括
今回は環境のメタなどは考えず安定性とプレイングの簡略化を目指してカードの採択をしています。
不採用カードに関しては有効性の判断が難しい不鮮明なカードはそもそも試していないのでもしかしたら採用した方が強いカードも存在するかと思われますので悪しからず。
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