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『出会いを紡いだ先での経験1つ1つが、選択のベースとなって今がある』Ayuwa・amiee代表 渡部雪絵さん

長年のフィールド“金融”から離れ、ワンピースブランド“Ayuwa”に、使い切り布ライナー&布ナプキンブランド“amiee”(アミー)2つのオリジナルブランドを創業された渡部雪絵さん。

社会の流れや、出会う1人1人の声に耳を傾けながらも、想いと論理思考を掛け算し、程よく進む。そんな等身大の雪絵さんの姿がありました。

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渡部雪絵さん:Ayuwa代表/デザイナー、amiee代表。神奈川県生まれ。ステップファミリー、シングルマザー家庭で育つ。早稲田大学商学部卒業。新卒で三井住友銀行に入行。法人等の担当を経て、日本経済新聞社グループにて金融/経済記者に。市場経済に関わる記事を執筆。その後転じた三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、金融商品の設計に取り組む。ファンド会社でのマーケティング職を経て、2013年8月に第1子を出産。2015年8月にアユワ株式会社を設立し、2016年5月には寄付プログラムを付与したソーシャルワンピースブランド「Ayuwa」をリリース。ミス・ユニバース・ジャパンへ衣装協賛。翌春、初の期間限定ショップを伊勢丹新宿本店にてオープン。次いで新宿髙島屋やコレド室町、エキュート品川、岩田屋等の百貨店、商業施設でも期間限定ショップ開催。期間限定ショップのほか、オンラインストアにて商品を展開。参議院会館にて「働き方」をテーマにした登壇を行うなど、雇用関係によらない働き方の改善にも取り組む。2019年3月、新生理用品ブランド amiee(アミー)のクラウドファンディングを実施。1回使い切りなのにエコな使い切り布ナプキン&ライナーブランドとして「amiee」を立ち上げ、展開している。2月末からは、洗い替えできるマスクのお取り扱いもスタート。

『人生のベースを作ってくれたゼミの先生と夫』

WI大山:ソーシャルなワンピースブランド“Ayuwa”に、使い切り布ライナー&布ナプキンブランド“amiee”の経営を並行されていて、目が回るほどお忙しいと思うのですが、商学部に進学された当時から、事業に関心を持たれていたのでしょうか?

雪絵さん:もともと父親がスポーツ用品店を営んでいたのですが、私が小6の時に潰れてしまいました。中1になると両親が離婚。母が7歳年上の兄と、私を育ててくれました。父が地域と関わりが強かったので、当時は恐らく心の中に「地元から離れたい」という気持ちがあり、自宅から遠い厚木高校に進学しました。大学を決めるまでは、漠然と「進学する」とだけ考えていました。

仕事しながら生きるという選択をしているのは、小学校の教員だった母の影響が大きく、女性が働くことが特別という意識はありませんでしたね。シングルファミリーでも生活できていたのは、母のお陰。母のように資格を持って働き続けたいと思っていたので、公認会計士を目指す人が多い商学部を志望し、指定校推薦で早稲田大学に進学しました。

早稲田を選んだのは、「父親が大変だったから…」と言われないように、有名どころへ行こうという気持ちと、若干のブランド思考があったのかもしれません(笑)。夫とは大学1年(1998年)の春に出会い、お友達期間なしでお付き合いが始まりました。そのまま交際が続き、2006年の7月に結婚しました。

福田:8年間付き合ってご結婚されたんですね!お話を伺いながら、将来を見据えてファーストキャリアを選択されたのかなと。三井住友銀行を選ばれた理由はありますか?

雪絵さん:大学にもクラスがあり、マーケティング専門の教授が担任でした。入学式後のホームルームで、それぞれ出身高校を言いながら自己紹介していたら、私と先生の出身高校がたまたま一緒だということが分かって。終わってから先生が私に話しかけて下さったのですが、驚きと同時に、勝手に運命めいたものを感じていました。商学部は3年からゼミが始まるので、迷わずその先生のゼミを選びました(笑)。

3年の秋以降に始まった就活では、当時の法規制で、なかなか各社がメーカー的なマーケティングに取り組めていなかった金融業界を志望しました。最終的に都市銀行に就職しましたが、総合職として入社したところ、新入社員198人中、女性総合職は10人。「総合職」として都合の良い時は「総合職」、「女子」として都合の良い時は「女性や女子」として扱われることが当時(2002~2005年)は多かったですね(笑)。

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『“自分の想い”を叶えられる場所を探っていた』

佐保田:職場に女性が増えてきても、カバーしきれない部分っていっぱいあるんですね。銀行から日経新聞グループで働かれていたと思うのですが、異業種に飛び込もうと思ったきっかけはどこにありましたか?

雪絵さん:3年弱銀行で勤務し、「融資」を鍵とした銀行の基礎業務を担当させてもらえた実感がありました。今振り返ると基礎の基礎で、そんな実感は大変失礼だったなと(笑)。

就活時からずっと“広報やIRなど金融情報を発信する業務”を希望していたのですが、大企業あるあるでしょうか。入社後に「そういう部署に行くには10年かかる」と言われたんです。父親の店が潰れたこともあり、私は「中小企業のオーナーさんが正しい知識を身に付けられるように発信したい」という想いが強くあって。そこで募集がかかっていた日経新聞グループの金融担当記者になろうと、転職を決めました。

記者として初めて参加したのは、2005年に堀江貴文さんが、当時のライブドア社から日本放送の株を買うと発表した会見。ちょうど株式市場が面白くなってきたタイミングで記者をしていて、夜中の2時に会見が始まることもありました。

記者時代に結婚した夫も遅くまで働いていたので、不規則な生活であっても当時は問題ありませんでした。でも金融に対し、そのフィールドの外からではなく、中に戻って仕事をしたい。年齢を重ねるにつれて「今の働き方のままでいいのかな…」と考えるようになり、家庭生活と上手く両立したいという想いも強くなっていきました。

その後転職した三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、幅広く業務を担当させてもらいました。資料や規約を作るような仕事で、複雑な数式をエクセルで取り扱う業務などもあったので、この経験が今とても役立っています(笑)。モルガンを経て、ファンド会社でマーケティング職に就き、出産前後はコンサル会社で、業務委託として働きました。その後Ayuwaを起業し、amieeと事業を並行している今に至ります。

『事業を営めば営むほど、未来に投資できるシステム作りを』

西牟田:ずっとご自身の中で、密かに想いを蓄えられていたんですね。 “Ayuwa”と “amiee(アミー)”の2つの事業を並行されているのは、何か理由がある気がしました。好奇心の矛先とセットで、教えて頂きたいです!

雪絵さん:サスティナブルな取り組みとして、ワンピースブランド“Ayuwa”は、昨年(2019年)から受注生産に舵を切り、目下移行中です。2015年8月に1人で起業してから、ありがたいことにメディアで取り上げて頂く機会があり、少しずつ事業が成長していきました。“Ayuwa”の延長に、衛生品ブランドの“amiee”があるので、“amiee”は複数人でスタートするべきだと感じ、2人のメンバーに参画してもらいました。2人にはとても感謝していて、他にも沢山の方がサポートして頂き、本当に恵まれています。

“Ayuwa”では、1アイテムの販売ごとに子ども支援活動団体へ、1コイン=500円を寄付しています。一方、“amiee”はデリケートゾーンにまつわる商品でスタートしたブランドであることから、衛生品が不足している場所へ。途上国では生理用品が行き届いているとは言えない状況にあるので、途上国の女子支援に力を入れているPlan Internationalさんへ、売上の一部を寄付しています。

洋服はどうしても季節や月によって、売上のばらつきが出てしまうのですが、定期的に購入してもらえる商品を生み出せたら、この振れ幅が小さくなって安定して寄付できる。“amiee”の出す衛生品「使い切りの布ライナー・布ナプキン」は、こういった安定した寄付をしたいという想いから、生まれた商品でもあります。“Ayuwa”も“amiee”も事業を営めば営むほど、未来に投資できるんです。

『身体のケアは、未来の自分への投資になる』

雪絵さん:amiee(アミー)の商品自体は、Ayuwaのポップアップを百貨店開催で店頭に立っていた時期に、生理がちょうど重なって…。手伝って下さっていたスタッフの方に「生理痛が重くて辛いんです…」と相談したところ、「布ナプキンがいいらしい」と聞き、「こんな商品があったらいいなぁ」と構想が浮かびました。ただ布ナプキンを色々と調べてみると、自分で洗って干さなきゃいけない、つけ置き洗いをしなくちゃいけない。正直「私には続かないなぁ」と思いました。

こんなにも働く女性が増えているのに、生理痛に困っていると言えない方もいる。手入れがいらない、環境に配慮して生産・消費する「使い切りの布ナプキン」を作りたい。そして生理などで体調が悪ければ、気兼ねなく休める環境を整えたい。そんな危機感から、2019年の3月に急遽クラウドファンディングを実行しました。

身体をケアするという目的を持って、自分や社会の未来に投資するのは、とても大事なことだと思うんです。私たちamieeの商品を使って下さる方々は、お子さんのいらっしゃる40歳前後の方も多く、ご自身のお子さまのために…というお話も聞きます。紙オムツと一緒に使えるので、赤ちゃんから介護の必要なシニアの方まで、まさにゆりかごから墓場まで使って頂けます。

比較的新しいジャンルの生理用品である、洗い替えの布ナプキンや吸水型の生理用ショーツも、非常に良い商品だと思っています!洗えるといっても、水の資源という観点からだと、血を吸水した布を洗うために沢山の水を使います。これをまたクリーンにするためには、何らかのエネルギーを必要とし、多くの資源を使っているんです。洗えるからエコというよりは、選択肢が増える点がいいなと。
amieeの布ライナー・布ナプキンは、使用後にゴミとして焼却します。綿100%なので焼却処理をしても有害物は出ませんが、二酸化炭素は発生します。紙ナプキンや紙ライナー、布ナプキン、吸水ショーツなどいずれの衛生品にしても、地球のエネルギーを借りた上で成り立っています。それらをバランスよく使い、使い終わったものは、きちんと処理することが大事なのではないでしょうか。

『消費を通じて、社会と向き合いたい』

日本のGDPの半分以上は、個人消費です。「選択肢の中から自分に合うものを選び、正しく消費していく」。そういった意識を持てたら、社会は変わると信じています。だからこそ、“Ayuwa”も “amiee”も「消費を通じて社会と向き合う」という想いとミッションがあります。

Ayuwaをスタートしてもうすぐ1年(2016年)というタイミングで、新宿伊勢丹のバイヤーさんが、Ayuwaの期間限定ショップ(ポップアップショップ)の件で連絡を下さいました。こんな小さく始まったばかりのブランドに、あの伊勢丹さん。しかも新宿店‥。とても驚きましたが、時代が社会性のあるもの(環境保全や地域・社会を考慮している)を求めているからお話を頂けたのだと感じました。

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『“好きなことを小さく重ねていけばいい”と教えてくれた恩人』

WI大山:会社員として勤められていたところから、起業と一気にフェーズが変わったと思います。その始まりには、「1人であってもブラッシュアップしながら進んでいこう」という雪絵さんの強い意志がある気がしました。

雪絵さん:起業しようと思った当時は、紙おむつで出来たケーキ型のギフトを作ろうと思って調べていたら、“オムツそのもの”を作りたくなってきて…。でもオムツそのものを作るには、初期投資だけでも2〜3億円かかることが分かったんです。

行き詰まってしまい、某コスメサイトを運営しているCFOの方の元へ企画書を持って、相談に行きました。すると「お子さんが小さい今はいいかもしれないけれど、お子さんが20歳になっても、夢中でオムツを作れますか?育児で気付いた系の起業を山ほど見てきたけど、興味を失って続かない方も多い。好きなことを小さく始めて、きちんと利益を出しながら取り組むのがいい。もう少し右往左往していいんじゃないか」とアドバイスを頂きました。

そうはいっても夢中になれることが見つからず…。「今まで1番お金をかけたものって何だろう?」という観点で見直しました。その過程からジャケット1枚を重ねて着れば、パリッとする「ワンピース」に辿り着きました。ワンピースってコーディネート不要で楽だから、忙しい女性にピッタリのアイテムなんです。
私自身ファッションに、とびきり興味があった訳でもなく、ファッション誌を読んだことすらありませんでした。だからブランドをセレクトして、お洋服を売ることはできない。「家で洗えてポケット付き。生地が伸びて体に負担がかからない。そしてスタイルがすっごく良く見える」といった機能性の高いワンピースがなかったので、ブランドそのものを作ることにしました。

従事する仕事は「モノづくり」になりましたが、Ayuwaは子どもの未来に投資する「寄付」という資金循環を生む事業でもあります。必要なところに資金を融通するといった観点で、私自身のベースにあるものは、金融時代と変わらないんです。

『モチベーションよりも、気持ちの良い「心の循環」を』

福田:私はモチベーション維持が課題で…。雪絵さんはどう維持されていますか?

雪絵さん:伊勢丹新宿店さんとの商談予定だった当日の朝に、年少だった子どもが入院してしまいました。この年は、2月に子どもが入院。退院できたと思ったら、夫に仙台赴任の転勤辞令が出て、3月は夫が住む物件を見に行って引っ越し。そして4月からワンオペ育児が始まりました。この3〜4月には公式サイトにいたずらをされて、サーバー契約からやり直しという事態も起きました。

5月に伊勢丹新宿本店さんで、ポップアップを無事開催できたのですが、色々なことが重なって、疲れがマックスになりまして…。ポップアップの前後には、「ものもらい」が出来ました(苦笑)。その時初めて、次は何をしようかと考えてすぐに動き始めるのもいいけれど、「休むことの大切さ」も覚えました。

何でも常に絶好調ではいられない。だから今はモチベーションよりも、気持ちの良い「心の循環」を大切にしています。疲れたって、落ち込んだって良い。そんな時は休む。高みを目指してモノづくりをしていますが、商品やサービスが完璧になることは、ないんですよね。不完全のままでも前に進んで、さらに良いものを常に追求していくことが大切なんだと、この頃気付きました。そうやって心に変化があったお陰か、120%の完璧主義ではなくなり、落ち込むことも少なくなりました。

超人に見える方であっても、きっと辛いことや時だってある。ただちゃんと消化して、休息を取ることが出来るからこそ、超人なんじゃないかと想像しています。私は長いこと、いつも全速力で何事にも取り組み、辛い時は踏ん張ることが美徳のように思っていました。でも休める・休暇を取れる人が、実は1番強いのかもしれません。

『ライフステージが変わっても、縫い子さんとともに次のアクションへと繋げたい』

雪絵さん:Ayuwaでは「ワンピース」を扱っているので、資金面や物理的な面での事業負担が大きいとやりながら気付きました(苦笑)。昨今、洋服の廃棄も問題になっています。Ayuwaはサンプルを含め、1着も無駄にはしていませんが、この廃棄問題と対峙するためにも、完全受注生産に切り替えました。「切り替える」と決めてからは、何を実行するにもPDCAサイクルの「P=考える」時間をなるべく短くして、DCAを繰り返して修正していくことを意識しています。

私は過去に「妊娠しました」と会社に伝えたら、「会社を辞めて下さい」と言われた経験があるんです。だからこそライフステージが変わっても、働き続けられる環境を作りたい。縫製に関連することでいえば、材料と道具を確保できたら、縫い子さんが仕事を続けられる体制を整えたいと思っています。さらに商品を買って下さったお客様が、私たちの取り組みに気付き、次のアクションを作って下さったら、「小さなブランドの小さな活動も、大きな輪になるのではないか」と考えています。

私のテーマはサスティナブル。必要なモノを必要な分だけ作り出して、モノづくりを通じて「何か」を伝えていく。Ayuwaもamieeも事業を通じたメディアになりたいですね。

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『結婚したいという想いが芽生えた“18歳のさくらんぼ狩り”』

佐保田:いつも直接的にも間接的にも誰かの顔が浮かび、1つ選択の基準にされている印象を持ちました。大学に入学して間もない頃から付き合っていた彼との結婚の決め手は何でしたか?

雪絵さん:両親が離婚していたこともあって、10代後半は家族が欲しいと思えない自分がいました。漠然と「私はこの人と結婚するんだろうなぁ」と感じるようになったのは、お付き合いしていた彼のご家族とさくらんぼ狩りに行った18歳の時。家族っていいなぁと。結婚したのは、夫が初配属された地方から東京に異動するタイミングでした。夫がいてくれるからこその今だと、いつも思っています。

『20代の頃は「ちゃんとしなきゃ!」の典型で、心休まる時間がなかった』

WI大山:大学時代に出会って付き合っていた期間も、その時から今もお互いありきの人生というベースが私の両親と同じで、ビックリしました(笑)!
ウーマンズの読者は10代後半〜20代が多く、雪絵さんもあの頃に戻れたら伝えたい言葉はありますか?最後に教えて頂きたいです!

雪絵さん:「無理しなくていいよ」ですね。自分で言うのもおかしいのですが、20代の頃は「ちゃんとしなきゃ!」の典型で、心休まる時間がなかったんです。趣味でも何でも好きなモノ・コトを見つけて、サードプレイスを作る・そこに入るのも大事じゃないかなと。それなりに勉強して、仕事もしてる。そんな自分がいると自分に期待しすぎて欲張りになってしまうけど、期待できない時もあっていい。落ち込んでもいい。10代、20代はそうやって醸成されていく期間だと思うんです。

振り返ると、20代ってなんだかんだ失敗をしても可愛がってもらえるような。30代も失敗はつきものですが、ステージはまた違います。だからこそ20代のうちは無理はしないで、心は平常に。資格の勉強や、仕事で使えるスキルを身に付けたり、実務に役立つ勉強をして実力をつけておく。そうすると人生の選択の幅は広がっていくと思います。でも先は長いので、とにかく「無理はしない」に尽きますね。

WI大山:私は今までキャパを広げることばかり意識が向いていたのですが、引き出しを決めて深める強さを学ばせて頂いた気がします。テトリス状態にならないように、背伸びしすぎず、できることを小さく重ねながら等身大な自分をアップデートしていきたいと思いました。今日は本当にありがとうございました!

(取材:大山友理佐保田美和・西牟田萌・福田陽奈子、文:福田陽奈子、構成・編集:大山友理)


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