【シドニー】サーフィンから始まる1日。WCFのロゴマークを手掛けたKENさんをご紹介【WCF-Mates!】
WOMENCANFLY.COとコラボしてくださった方や、協力してくださった大事な方を紹介する企画「WCF-Mates!」。(mateはオーストラリアでよく使われる言葉で、「友達や仲間」という意味があります)
Vol.2 となる今回ご紹介するのは、WOMENCANFLY.COのロゴマークをデザインしてくださった、シドニー在住のKENさんです。
早朝のサーフィンから始まるという、KENさんのシドニー生活。2019年にパートナーと共同で株式会社Joideaを立ち上げ、クリエイティブディレクターを務めています。
KENさんのチームは、「サーフィンするなら定時出勤しなくてもOK」というルールがあるのだとか!(羨ましい〜)
シドニーで過ごす、自由な時間。ゆったりまったりかと思いきや、お話を聞くと、なんとも熱い思いと夢が!!
WOMENCANFLY.COのロゴマーク制作過程についても聞きました。私たちの想いを形にしてくださったKENさんをたっぷりご紹介します!
KENさんって、どんな人?
KENさんは今、2019年にパートナーと共同で立ち上げたJoidea(ジョイディア)というコンサルティング会社で、クリエイティブ部門を統括しながら、自身も「ビジネスコンセプトデザイナー」として第一線で活躍されています。
仕事内容は、アイデアをビジュアル化すること。というと、少し難しいのですが、世の中には「こういうことがやりたい!」というアイディアをもっていても、それを実現する方法がわからない人がたくさんいます。
そういうとき、「それってこういうことですか?」と、わかりやすくアイディアを目に見える形に落とし込み、実現までサポートするのがKENさんの仕事です。
例えば、このビジネスにはどういう人たちが関わってくるのか、どういうお金の流れが生まれるのか、そして成果として何が生まれるのか。
これらをビジュアル化することで、アイディアをもっている本人も「私が言いたいことはこれだ!」と、改めて考えを整理できるのだそう。
さらに、KENさんの会社では、資金調達を行ったり販促活動を行ったり、実際に手足を動かして伴走してくれます。アドバイスするだけでなく、一般的なビジネスコンサルティングからさらに一歩踏み込んだサポートを行っているのが特徴です。
また、KENさんのシドニー生活はとても健康的。夜は9時から10時の間に寝て、朝は早い時には3時半には起きるそう。早朝のまだ誰も起きていない時間に家で仕事し、その後海へ直行! 朝からサーフィンを楽しんで、海沿いのカフェでコーヒーを飲むのが日課です。
サーフィン好きのKENさん率いるクリエイティブチームは、なんと、サーフィンをするときは会社に定時に間に合わなくても良いというルールがあるというのでびっくり。最近は、「雨が降ったら在宅OK」というルールも追加したそうです。
オーストラリアの人は、プライベートも仕事も大事にします。趣味の時間や家族との時間も大切にできるのは、オーストラリアで働く良さのひとつです。
KENさんも家族との時間を大切にしており、家では12歳になる息子さんと料理を楽しんでいるのだとか。サーフィンは、最近一緒に行ってくれないそうです(笑)
KENさんの、ここがすごい!
KENさんには、本当にとってもとっても素敵なシンボルをつくっていただきました。メンバー全員が愛着をもって毎日使っています。
この「メンバーがロゴやマークに愛着をもつ」というのは、KENさんが大切にしていること。
今の時代、安く、早く、簡単にロゴをつくることもできますし、特に資金がない創業期は、できるだけコストを抑えたいもの。しかし、そうやって時間をかけずにつくったものは、やがて組織が大きくなったときにつくり替えることが多く、なかには「ロゴ難民」状態になってしまうこともあるのだとか。
KENさんは私たちが自信をもってロゴマークを使えるよう、角度や大きさのような細かい部分や微妙な色の調整などの相談にも親身にのってくださいました。
デザイン理論なんて全くわからないこちらの要望や、「もっと力強さがほしい!」「もっと勢いがほしい!」という抽象的なお願いにも柔軟に応じてくれたこと、とっても感謝しています。
また、常に新しいことにチャレンジしている姿も魅力的です。「これからやってみたいことはありますか?」と聞くと、出てくる出てくる!
・新しい楽器を始めたい
・素粒子物理学を勉強したい
・好きなものをつくれるラボ(スタジオ)をつくりたい
・貧困の子供たちに教育のチャンスを与えるプログラムをつくりたい など
なかには、「学生向けにインターンシッププログラムを始めたい」というチャレンジなど、すでに実現して動き出しているものもあります。
パッションに溢れ、知識が豊富。何もわからない私たちにも、決しておごることなく、対等にわかりやすく説明してくれるという優しい一面も。実際にお会いすると癒される、なんとも魅力的なKENさんです。
KENさんが鳥のシンボルで表してくれた、WCFの思い
WOMENCANFLY.COのシンボルは、羽ばたくという願いを込めて鳥をモチーフにしています。
幸せを運ぶ鳥として知られるコウノトリなど他の鳥も考えましたが、WCFを立ち上げた当初から、シンボルは折り鶴にしたいという思いがありました。
起業家や経営者のなかには、「こういうイメージでロゴマークをつくりたい」というアイディアをもっている方も多いと思います。ただ、そのアイディアやこだわりの濃度は人それぞれ。
KENさんと一緒にロゴマークをつくったWCF代表のKIMIYOは、当初から漠然としたアイディアとイメージをもっており、男女共に愛されるニュートラルなカラーを使いたいと思っていました。実際に、事前にイメージするデザインやカラーイメージを提出して共有しています。しかし、それはあくまで直感や好み。ある程度までは考えを深めることができても、それ以上深掘りするのは簡単ではありません。
けれど、KENさんが丁寧にヒアリングしてくれたことで、自分のなかにあるアイディアやイメージの意味や理由に答えを出すことができました。
また、KENさんが妥協せずに良いものを作ろうと言ってくださったので、「もっと力強さを表現するために翼を大きくしてほしい」や「勢いをつけたいから角度を変えてほしい」という意見もお伝えしました。
結果的にWCFオリジナルの力強い鳥が完成し、KIMIYOのアイディアやイメージがKENさんによってみんなに愛される形で生み落とされました。
日本の伝統遊びとしてポピュラーな折り紙。薄い1枚の紙ですが、工夫することで美しい鶴も折れてしまいます。そんな何にでもなり得る可能性を、すべての人はもっていると思うんです。
WOMENCANFLY.COは、そんな可能性溢れるすべての人たちに、自信やスキルを提供していきます。その努力のひとつひとつが折り目となって折り鶴となり、いずれは羽ばたいてほしい。
「大きくて立派な鶴じゃなくていい。赤があれば、黄色もある。自分の、自分らしい鶴を、自分が思い描く空に羽ばたかせましょう」
WCFのロゴにはそういう思いを込めました。
近くで見たり、遠くに離れて見たり。色も何パターンも用意してくださいました。このひとつひとつの作業に、根気よく付き合ってくださったKENさんには頭が上がりません。
また、名刺のデザインもKENさんが担当してくれています。
「もらった方が嬉しくなるよう、熨斗をイメージした名刺にしたい!」というKIMIYOのアイディアを、KENさんがデザインに落とし込んでくださいました。
主にお祝いごとの贈り物で使われる熨斗には特別感があり、新しい出会いというシーンにぴったり。受け取ってくださる方がハッピーな気持ちになるような、そんな名刺をつくっていただき、WCFメンバーみんな気に入っています。
この記事を読んでくださっている方にお会いするとき、ぜひ完成したWCFの名刺を受け取っていただけると嬉しいです。(早く交換したいです!)
改めて、KENさんありがとうございます!
<プロフィール>
三國研(みくに・けん)
Joidea Group クリエイティブディレクター兼ビジネスコンセプトデザイナー。NTT等で研究開発に従事、その後、29歳のときにシドニーへ。広告代理店などでUXデザイナーとして活動する。2019年に共同でJoideaグループを立ち上げ、現在はクリエイティブチームを統括するとともに、AI研究や教育分野などの新規事業も手掛けている。趣味はサーフィン、ピアノ。
この記事は、WOMENCANFLY.COのウェブサイトに掲載した記事の転載です。こちらから、他の記事もご覧いただけます。
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